空に手を伸ばす

日が暮れて　空は白くて重い雲がかかりはじめて
夕の色さえない　灰色の空の下
白い花は空に向かい手を伸ばす　いつも希望は前にあるさ

飛んでいく

飛んでいく飛行機をカメラに捉える
地面にいる僕らが見ることのない景色を　彼らは見ている
鳥のように空へ　人が願った夢のカタチ

理想の間取り

いつの間にか子供たちが作っていったんだろう
きっと理想の間取りなんだと思う
誰にも邪魔されない　子供たちの夢の部屋

桜餅

八重に咲いた花に　新緑
なんだか桜餅を思い出してしまった
あの柔らかな香りと　甘じょっぱい桜の葉
ほんのりと色づいたもち米の中の　あっさりとした餡さえも思い出すような

春めいて

花が溢れ　街は春めいている
暖かさと寒さを繰り返しながら　木々は青々とした葉をつける
あぁ季節が変わっていく　あぁもうすぐ一年が経とうとしているのか

紫の双子

この場所ではあまり見かけた覚えがない紫色の双子
いや　有ったかも知れないし撮ったかもしれない
当たり前のように咲く花も　季節を逃せばもうそこには無いんだ

飛行機雲

空を半分に分ける飛行機雲
高い高い空の中を　いつもの様に飛び回る
目には見えないけれど　必ずそこに道がある

暗くなる前に

いつの間にか日は落ちて　そろそろ夜の時間が始まる
朝日を待つだけの夜　暗くなる前になすべきことをする
日の出とともに起きて　日の入りとともに眠る生活は少し憧れる

咲けない時だってあるさ

満開というには少し物足りない　今年はこれが精一杯
やっぱり寂しい気もするが　咲けない時だってあるさ
多分来年はもっと綺麗に咲くだろう　期待しちゃってもいいのかな

なぜだか

なぜだかこんな写真しか撮ってなかった
というよりも　さっき撮ったばっかり
こんなのでいいのかと思うが　それはそれこれはこれ
”たまにはあるさ”　という甘え