車から

車から見た空は だんだんと夜へと変わっていきました
冷たい世界に響くエンジンの音
軋む車体はゆっくりと進み始めました

梅

門松用にもらってきた梅
蕾が膨らんでいたので あわよくばと取っておいた
柔らかな春の香り でも外はまだ冷たい風

忘れ物

誰かが忘れていった フェルト貼りのスノコ
雨に当たったらしく汚れていた
時々よくわからないものを拾ってしまうね

雨

折角の休日が雨　計画は全くの白紙
やりたいことはあるのに動きづらい
困ったもんだ　何かいい手はないものか

立ち止まってみよう

立ち止まって　耳を澄ませてみよう
鳥の声落ち葉の音風の音　きっと聞こえてくるはずだ
自然を体で感じよう　ほらどこかで鳥が木をつついてる

夜の始まり

朝のうちは暖かかった
いつの間にか曇り始めて　冷たい風が吹く
冬だからとはいえ　あまり寒くしないでほしいな

小寒

誰だよ北風に小寒だって教えたのは
昨日まであんなに穏やかで暖かかったのに
まるで手のひら返したみたいじゃないか まぁたまには冷たい空もいいけどさ

夜の道

いつもと同じ夜の道 あかりは少ない
響くタイヤとエンジン音
また冷たい夜だ でもいつか春は来る

休み

正月なのに不意の休み　結局ダラダラと過ごしちまった
色々やりたいことはあるんだけれど　心の準備が整わない
たまにはこんな日もいいけれど　せっかくだからうまく使いたいものだ

夕暮れ

始まりがあれば終わりがあるように　今日の陽が昇れば今日の陽は沈む
何年何百年何千年何億年　当たり前のように続いてきたこと
僕らが知るのはそのほんのひとかけら　これからも続く今日の日