まるで地面に落ちているように咲くタンポポ
うららかな午後の気配
遮るものは何もない 競う必要もななければ茎を伸ばすまでもなく
たまには宝くじも買ってみないとね
買わなきゃ当たらないわけだし
夢くらい見たっていいじゃないか さてどこに保管しておこうか
猫トイレの下なら招き猫のウンがついたりしないかなぁ
部屋の中にばかりいると忘れてしまうけど 空は今日も青い
たまに雨が降るけれど 基本的には晴れてるさ
曇ってたっていいじゃないか それが今日の空なんだ
ふと昔のデータを漁っていたら懐かしいものを見つけた
パソコンが夢の機械で 雑誌の付録にCDが付いていた頃の話
あの頃からちゃんと進化してるんだろうか いつの間にか夢から覚めてしまった気分
なんでこんな写真しか撮ってないんだか
もっと見たものはいっぱいあったはずなのに
うまくいくときもいかない時も ひっくるめて今日の写真か
浜辺で見つけた遺跡 いつ誰が何の目的で作ったのかは謎だ
観察していけば新しい発見があるかもしれない
いつかは消えて無くなってしまうけど きっと思い出は消えない
夜なんてものはいつも来る その代わり朝だって必ずやってくる
人のいない夜も道を走りながら
明日がまた顔を出すことを祈りながら
足早に暮れていく今日の日
空はゆっくりと色を失っていく
冷たくなった風に ざわざわと落ち葉が騒ぐ
思わずストーブを出してしまった
ここのところだんだん寒くなってきてやがる
また冬がやってくるのか この間夏が終わったばかりだというのにな
人に喉仏があるように魚にも魚の形をした骨がある
煮付けから出てきたカレイのカレイ
他の魚となんら変わらない 地面に張り付いてても魚の形は忘れてはいないらしい
