設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

DNAの納得

2004年09月05日 15時53分30秒 | 独り言
どこの御家庭でも留守番電話があると思うが
私は 留守番電話にメッセージを入れるのが どうも苦手だ。
知り合いに電話して
「もしもし!」
勢い込んで話始めた途端
「ただいま留守にしております」
すました機械音が流れてくると ガクーッと凹んでしまう。
「えーっと えーっと」
訳もなく 機械に向かって ミョーに緊張しまくる。

そんなに自分は嫌いなくせに 底意地悪な性格のせいか
他人が入れた 留守電を聞くのは結構 好きだ。

先日 実家の母親が 留守電に入れたのを聞いたかと電話してきた。
「あんたは いつもいなくて」
なんだか機嫌が悪い。

我が家は商売柄 リビングと専門屋(夫)の部屋と電話が二台ある。
仕事の電話は殆ど 専門屋(夫)の事務所と携帯なので
私は専門屋(夫)の電話が鳴っても 出ないくて良い事になっている。

母親の留守電は リビングの方の電話に入っていなかった。
どうやら下の番号が一番だけ違うので 間違えて専門屋(夫)の部屋の
電話の留守電に入れたらしい。
聞いてみると やはり母親の声が・・・・・
「あのね お母さんなんだけど・・・えーっと・・・今ヨーカドー来てるのよ」
やたら沈黙と とりとめない話ばかりしている。用件は??と聞いていると
無情にも母親の話が長すぎて 途中で「プー」と録音修了のサインが・・・・
何やってるのかなあ~と聞いてると 懲りずに二回目も入っている。
「あのね お母さんだけど・・・」
また 同じ名前から繰り返している。早く用件を言えばいいものを・・・
「この電話は早く切れちゃうのねえ。」今度は怒っている。
そして またもや「プー」何なのよお~今度はこっちがイライラだ。
すると母親は三回目にもチャレンジしたらしく 今度は怒った声で一言
「また 電話するわ!」
なんだか 母親のくだらぬ ショータイムを聞いてしまったようで 変に疲れる・・・

結局 母親の用件は イトーヨーカドーから 子供達にお菓子を送った これだけ。

「聞いてよ!」と後日 知り合いに愚痴をこぼしたら
「裏窓さんみたいじゃない~~」と言われてしまった・・・
どうやら私も よそ様のお宅の留守電に そんな感じで入れた事があっそうな・・・
母親の 変テコなDNAが しっかり自分に根づいていると
留守番電話で妙に納得してしまうのだった。