設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

母性欠如女

2004年09月17日 10時10分23秒 | 独り言
最近 ヨソ様のお宅の小さな お子様を見ると
「お~~~お~~可愛いねえ~~」
と怪しく 呟いている自分がいる。
なんだか 可愛くてしょうがないのだ ヨソ様の お子様が・・・・

実は 二児の母のくせに 子供は大の苦手・・・・
独身時代も 好き 嫌いというより どう扱っていいか
わからなかったし 厄介な物だという印象も強く・・・
それでも面と向かって「私 子供嫌い!」なんて言うと
女のくせに 超母性欠如みたいで 知り合いの子供と会っても
口の端に 無理やり笑み作って誤魔化したりしてたものだ。

そして自分の子供を産んでみると「やっぱり母性欠如だ!」と
改めて 大いに納得!!(悲しい納得でもあるが・・・)
それが最近では なんだか無性に可愛い・・・・
(勿論 ヨソ様の・・・・)

道端で 思い通りにならなくて ひっくり返ろうが
眠くなって グズグズ言い出そうが どういう仕草でも
「かっわいい~~~」という気持ちになってしまう。
こうなるともう 怪しい乳母の心境だ。 

だから お施主さん宅で小さな お子様がいたりして
会える機会があると 
「ウリウリ~~~」と いじくっている・・殆ど変態・・・

自分も年をとったかな~とも思うが ヨソ様の方々に大変申し訳ないが
この「かっわいい~~」という私の心境は単に「責任がない」
そこから発せられるものも 大きいと言える。

要は 小さなお子様に対しての私は「美味しいとこどり」だ。
24時間 一緒にいて生活している訳でもなく そのお子様の
当たり前だが 将来の 今後の責任を自分が担う訳でもない。
一日のうちの ほんの数時間の無責任さが この感情に繋がっている
というのも なんだかあるような気もする・・・

どんな仕事も責任がないと気楽だ。余裕があるといえば聞こえはいいが
結局「どうでもいい」という気持ちも歪めない。

勿論 ヨソ様のお子様が どうでもいい訳ではないが 直接自分と
責任関係で繋がっているという感触は薄い。

「可愛くてしょうがない」という感情をいまだに 自分の子供に
持てない悲しい母の自分・・・・
でも とりあえず無責任の気持ちもないから無性に「かっわいい~」も
ないのだろうか・・・・・

こうやって今日も 言い訳をして なんとか母の仕事をやり過ごす。
母性欠如女にとって 母の仕事は難儀だ・・・・