設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
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まさに春だけど

2006年04月07日 14時53分41秒 | 独り言
オウム松本被告の次男、入学拒否の中学校を提訴へ (朝日新聞) - goo ニュース

入学式のシーズンのせいか 今日も新しい制服に
身を包んだピカピカの新中学生や新高校生を目にした。
きっとそんな新スタートの裏には過酷だった受験戦争という
ものに破れてしまい 大学入試では浪人の人も出て
中学や高校の入試では不本意ながらも第二 第三希望への
学校へ入学していった子供達も多いのだろう。

春は 誰もが笑顔で迎えられる季節という訳ではない。

それにしても 自分の持って生まれた才じゃなく
環境から与えられた運だけで希望の中学に入れなかった
子供もいたようだ。

父が誰もが知っている被告人。
それゆえに 子供は一生その影から離れる事は出来ない。

なんだか子供の年齢が自分の子供と近いせいか 一眼に
「当人じゃないのだから 子供だから関係ない」とか
「やはり一生 家族も背負っていくべきだ」とか
そういうありきたりな感情よりも 複雑な なんとも
いえない感情が この記事を読んでいると沸々と湧いてくる。

事件が起きた時には まだ一歳二ヶ月。
まさか自分の一生が こういう理由で障害が出てくるとは
思ってもみないだろう。

この先 高校も大学も・・・と不安を口にする。
普通の子供なら こんな言葉を口にする事もないだろう。
入学を拒否した学校側を弁護する訳でもないが
あの事件を思い出すと 拒否するだけの理由もあると思う。
それだけ あの事件は衝撃的で あまりにも誰か1人が
罪を負っても負えない位の悲惨な事件だったのだ。

被害者は自分の子供も含まれている。
それをわかっているのだろうか。
一人の親として。一人の人間として。
一人の子供の一生に自分がどう関わっているのか
わかって行動していたとは全く信じられない。

子供には罪は無い。
でも 影響者である事は この先どんなに時間が
たっても世間一般の人達は忘れないだろう。

こんな罪と一言では言えない行動を どう償って
いくだろうか。普通の感情のある人間ならば
狂ってしまうかもしれない。

そういう意味では 今も拘置所にいる当人は
生粋の「人という仮面をかぶった教祖」なのかもしれない。