設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
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肩緩まず

2007年03月05日 09時53分03秒 | 独り言
最近ふと考える。

兄弟じゃなく姉妹を育ててたら
今までの子育て ちょっと価値観変わったのかなと・・・

男だから 女だから。
こういう括りは好かない。
男だろうが 女だろうが ともかく人間。

子供に求めるのは
「自立した大人になるべし」
「他人に迷惑かけるな」
こんなハードルの低い(?)願望しかない。
で、最近は ここにちょっと補足。
「出来れば 好きな人を作って結婚するべし」
これが加わったかなと思う。

「出来れば」という弱々しい願望は「結婚」に関しては
千差万別の価値観があるし強制するような決まり事でも
ないからだ。
ただ親心として 体験者として(?)
「結婚して 出来れば(また弱々しく)親になれよ」
と言ってあげたい。

それは自転車を曲芸師のように前後に子供乗っけて
走っていた時から 一人が乗れるようになり
また一人が乗れるようになりと 自分の後ろに
子供達が自転車で走るように 又 初めてスキーに
行った時 自分の後ろを おぼつかない格好で
滑ってくるように(今は追い抜かされてるけど・・)

自分がした体験を 子供もやってほしいという
勝手な親の願望かもしれない。

「子供育てるのって 大変だよ~」
「だろ~?ハハハ」なんて会話をしたいのかもしれない。
一種の共有なのか。同士みたいに子供がなってくれるのが
嬉しいのか。勝手な自分のエゴは膨らむばかり。

ここで姉妹なら兄弟ならと考える。
多分「結婚」に関しては 全く違う心配と
気持ちがあるような気がする。
男を育てている自分は 冷静に振り返ると
いつも「いつか一家を守る人間」というところが
ちょっぴりある。だから予防接種を異常に嫌がる
女々しい部分を見たり 挨拶がモジモジと出来ない
ウジウジを見ると「大丈夫かよ!」と焦る。

勿論 女だからモジモジ ウジウジしていいという訳じゃない。
でも なんか男っていうのは矢面に立つ場面が多いように
感じる。今の自分を振り返っても というか自分だけかも
しれないが「ここだ!」という決め手は男が表である。

勉強が出来るとか頭がいいではなく 人間的に
「強くなれ!」とつい男に関しては はっぱを
かけたくなる。姉妹だったら 少々 肩の力が
緩む場面が多いのかもしれない。

男女平等。性別の無性別化。
わかっているけど 肩の力 緩まず・・・
多分 息子どもが おじさんになっても緩まず。

古くさくて 勝手な親である・・・