設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

生き直し

2007年03月19日 14時14分25秒 | 独り言
子供を育てていると「生き直し」をしている
感覚に陥る。

どんどん子供が大きくなって 自分の記憶のある
年齢に近づくにつれて 自分が同じ年だった
出来事が どんどんオーバーラップし始める。

忘れていたような くだらない出来事とか
「ああ、こんな事やってた!」とか
「こんな事していた!」というような行動を
子供達が同じようにやっていたりする。

子供がうんと小さい頃は そんな事も考える余裕もなく
毎日が暮れればいい、終わればいいという発想だったが
最近は それだけ 子供を客観視出来る立場になっていると
感じる。

だから こっちが雷を落とした時に チラリとこっちを
見る目つきだの「はーい」と返事しながらも 
その裏にある「ウザイ~~」みたいな心の声とかを
ちょっとでも感じると 「全くわかってないや」と
こっちも直感的にわかるようになってきている。

部屋が汚い。
これが目下 子供に どうにかしろと
耳にタコが出来るくらい 言っている事だが
本人達の耳は汽車ぽっぽである。
なんと自分とそっくりではないかあ~~~~!と
今は 呆れるほど 半分ガッカリで半分 感心
しちゃったりしている!

「部屋を」というセリフを吐く度に 確かこの
セリフ うんと前に言われ続けたなあ~と変に感慨深げに
なっちゃたりしている。
あの頃「なんで綺麗にするの~?」っていう疑問と
ともかく「うるさ~~い」しか頭になかった。
考えれば汚ギャルまでいかないけど プチ汚ギャルかも
しれない生活だったかも!うう、汚い・・・・

よく子供部屋を母が手を出して 綺麗にしちゃたり
する場合もあるらしいけど これって多分 見てられない
タイプの母かもしれない。
汚いのが許せないってタイプ。
元プチ汚ギャルの自分は これはない感じで。
綺麗、汚いというより なぜ片付けるかという
そこに目がいってしまう。

自分の持ち物を自分で管理してほしい。
これだけを伝えたいだけなのだが・・・
何度 冷静に なぜ人は物を片付けるかという
話をしても 机の上はゴチャラ~~~という状態に
今日もなっている・・・ああ、ため息・・・

生き直しは 消えてしまった大昔の自分の思い出探しの
ようである。
あんまり自慢出来る思い出でもないけど・・・・