設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

親父説教

2012年07月10日 14時20分25秒 | 独り言
子供が大きくなると
「何々しなさーーい!キーーーー!!」という
ヒステリーチックな戦いは、なくなるものの
代わりに はあーーーーっという
大きなため息が出ちゃう事が多くなる。

元々、あの母親特有のキーーーって
感じにヒステリー三昧は、自分が嫌いで
(子供の為というより自分が・・・・)
これは言わなくては!という育児の場面では
「お前さあ~~~ これこれこうだと
 こうじゃない!だから、こうじゃないか!」
なんて口調になってしまう。
そうそう、女親っていうより
おっさん化した母って感じぃ~~

特に長男には、一言目には
「社会に出たら通用しないよ」
「社会は、そんな甘くないよ」
等々、ともかく この家を出て
一人の社会人になったときに、今の
長男では、いかにまずいか!いかに使えないか!
いかに駄目なのか!!等々 つい親父説教と
いう感じになる。

長男の学校は、大学受験を控えた生徒が
大多数の中、高校2年から1年かけて
卒業研究という課題があり・・・・
これがこの学校の特色でもあり、受験する側にとっては
なんでこの忙しい時期にこれが!っという
厄介な物にもなっているらしい・・・・
でも、母の自分、これは結構良い体験ではないかと
ぶーぶー文句ばかりの長男には言っている。

この卒業研究、ちょっと夏休みの課題~~
みたいな物とは全く違って、結構本格的。
大学同様、1年かけて指導してもらう先生を
生徒が決めて1年かけて調べ書き上げ
課題によっては模型があったり図面があったりと
製本化された立派な物である。
内容云々じゃなく たった16,7歳の子供達が
この作業をするっていうのはレアな体験だと思う。
要するに他人事にはなれない。
与えられた課題をこましていく受験作業とも
また違う。
まあ、この時期じゃなくてもとも思うが
それでも毎年、どんなに忙しくても
どんなにハードな毎日送っても
凄い卒業研究を仕上げ、受験もちゃんとこなし
難関大学と呼ばれる場所へ行く先輩達も
ちゃんといる。
そうそう予備校がとか、宿題がなんていうのは
言い訳。いかに時間をうまく使って過ごすか。
これだけが課題である。。
そういう事を体験出来るだけでも
凄い経験じゃーーんとこっちは思うが
当の長男・・・ともかく文句ばかり・・
揚げ句に いよいよその卒業研究来週には
提出というのに、製本ってどの位かかるんだろう
なんて朝、ほざき始め・・・・
カチーーーンと 毎度の親父説教!

締切決まっているなら考えろ。
0から100までやってもらう年じゃない。
自分で考えて行動しろ。
等々・・・・はあーーーーーっと言いながら
ため息・・・・・
今や、ネットでも情報集められる楽な時代。
印刷は、どこで、製本は自分でやるのか
外注するのか、頼むとしたら費用は時間は??
こんな事までいちいち言わなくてはいけないのかと
朝から母は、ため息ばかりである。。

社会に出たら、他人は結構意地悪である。
というより無関心。
もう終わったのか、もう出したのか。
それで大丈夫なのかと気にしてくれる
お人よしはいない。出来ないなら次は使われない。
駄目だったら他がある。
そんな厳しい世界でもある。

ともかくどの場所でも自分で考える事。
そして自分で行動出来る事。
これだけが 自分を守ってくれる術である。

あーーー また親父説教しそうである。
昔の ひたすら キーーー!やめなさーーーい!と
言ってた時代が懐かしい~




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