設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

ご法度

2012年07月14日 16時47分02秒 | 独り言
育児ってものをやって18年目。
もう育児なんて言葉じゃないけど・・・
今までの18年振り返ると
いやいや、もうめちゃくちゃ・・・
子供が小さい人間じゃなかったような
存在の時は、冷静に「叱る」じゃなく
感情に任せて「怒る」ばかりの
繰り返し・・・・
少々大きくなっても、手は離して目をかけて~
なんて言い訳で、結構面倒だという事が
ミエミエ・・・・・
まあ、寂しい老後になるのは間違いないでしょ。
なんたって、子供は「育てられたように
育つ」しかないのだから・・・・
親の自分がいい加減な事をしていれば
数十年たてば いい加減な返し方しか
来ないのが普通でしょ。。。
それは覚悟の上だし、いいのだが・・・
こういういい加減なところが 息子達が
もし父という立場になったときに
連鎖して、自分の子供にもやってしまうかもという
危惧が最近ヒシヒシと・・・
それは、次に生まれてくる子供にとっては
超迷惑な話にもなってしまう(反省!!)

とまあ、18年かあ~~っと何も感慨のない
この頃だが、おおーー!これだけは自分の中で
「ご法度!!」として絶対やってない事あるぞーっと。
別にね、普通の事ですが、子供の前では
絶対に人の悪口は言わない・・・
それだけ・・・
特に絶対の絶対やらない!!と決めているのは
近い人達の悪口・・・彼らから見た父、祖父母、
伯父伯母等々、親類の方達の愚痴から悪口である。
父である夫殿の愚痴&悪口はもっての他でもあるが
祖父母に関しても、絶対言わない!!
こっちも毎日が日常、そして人間、どの家庭でも
近い親類からのゴタゴタ問題は多分ある。
ちょっとした夫婦ケンカもそう。
ない方がおかしい。
でもそこに子供は関係ない。
だって息子達が「あったま来た~~!(怒)」って
いうのじゃないし、関係ないのだから。

人の子育てを非難するほど全然立派な親じゃないけど
よく知り合い達が子供も 呆れているのとか
こう言っていると、さも自分が悪口を言った事に
子供も同意してくれているんだと嬉しそうに語る
知り合い達がいるが、そうなんだーーと聞きながらも
心中は複雑だ・・・
その知り合いは、どうでもいいが子供は
きっと疲労しているよ~っと思う・・・

自分もこんな感じに育ったからよくわかる。
ともかく大家族で毎日大人の揉め事が
盛りだくさんの家で、母も今考えれば
子供にともかく悪口言ってストレス発散して
毎日を乗り切っているような感じだった。
あれは、本当に子供にとっては地獄でもある。
まあ、もう思春期の女子でもなく、こんなおばさんだから
あの頃は、散々だったよと母には言ったが
そうだったのかしら的しか本人はわかってない。
大概、こういう事はそういうものである。
期待もしてなかったが、自分はこれだけは
子供には味合わせるのはごめんである。

子供って結局無力。
家の中の力関係、感情関係見ているものだ。
自分をどうしたら楽な場所へ持ってくか。
そんな事を本能的にやってしまう。
だからこそ大人のストレス発散の場所になんか
させてはいけないのだ。
大人は勝手に悪口を言えばいい。
そうそう、子供じゃなく まーーーったく
関係ない他人に・・・
利害関係のない他人、まあ、自分は
今のところ友か、知り合い・・・
彼女達、自分の愚痴を聞いて家に帰れば
忘れて彼女達の生活が待っている。
一時、友である自分の愚痴や悪口を
ふんふんと聞いてくれるが、それが
その後の彼女達を苦しめる訳でもない。
(あまり過度になると話は別だが)
それが一番いい。

子供にとって、家は巣である。
ぐちゃら~~っとしただらしない巣でも
時には、うざい事をぐちゃぐちゃ言われる巣でも
やっぱり帰ってきて なんとなく安息って
いう雰囲気があれば、それでいいのではないだろうか。

なんて言い訳して18年目の育児突入中。
まだまだ 人を育てるって事に全く自信なしである。。



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