設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

今は続かず。。。

2012年07月30日 06時18分55秒 | 独り言
連日報道されるいじめ問題。
我が家も高校生2人がいるので
他人事とは絶対思えず、毎回見入ってしまうのだが・・
驚くのは、公立教育、公立学校の先生に
失望したなんていう話・・・・・
勿論、一生懸命仕事を全うしている
先生達には大変申し訳ないが
自分なんて子供が小学生入学した時から
公立学校の先生にも体制にも教育にも
何も期待してない。
競争制のないあの世界。
一般常識とはあまりにも離れすぎた感覚。
ともかく静かに何もおこさないで
時間だけを待っていれば自分の賃金は
絶対に保障されるという毎日。
あれじゃあ、教育どころじゃなく
この不安定で不景気な社会から
安定した職場だから教師になるという
人が増えていってもおかしくない。

と、こんな事書いても悲しいかな
我が家は一貫校の中高一貫に入れたとはいえ
そっちも公立校。
まあ、貧乏人は教育環境も選びようなし。
でも、明らかに中学からは違うと感じるのは
やはり親の質、子供の質。
試験をする、してみようと思う気持ちがあるだけでも
少々違うらしい。

この一連の事件で勿論問題を解決出来なかった学校
教師、そして警察、ともかく責任がある。
でも一番の根源は加害者側の成育関係しかないと思う。
よく被害者側の親が気がつかないのが悪いなんて
とんでもない考えを言ってしまう人達もいるけれど
一体100人子供がいたら何人の子供たちが
自分の悩みを親に打ち明けるのだろうか。
しかも進学とかの悩みではなく屈辱的な事を
一番隠したい相手に・・・・・
それは言えなかった子供が悪い訳でもなく
気がつかない親が悪い訳でもない。

こういう問題が起きると必ずどの親達も
自分の子供が被害にあったら・・・と考えるが
逆に自分の子供が加害者ならば・・・と
考える癖をつける方がいいのかもしれないと
いつも個人的には思っている。
性悪説しか考えられないひねくれた自分だから
そうなのかもしれないが、万が一この先
子供達がトラブルになったときは
この考えを捨ててはいけないと思っている。
同時に子供にこの事件について話すとき
「今」という場所は永遠じゃない。
「今」という場所は一つじゃない。
そう話すようにはしている。

なぜいじめるのか。なぜ こんなひどい事をするのか。
それを今頃突き詰めても時間は進む。
現実に考えられない!!と思える事を
平気でする子供は確かに存在する。
そしてそれを容認する親達も存在する。
だったら、戦うとか我慢するとかの根性論じゃなく
合理的に相手の前から場所を移る事である。
何も辛い場所にいる必要はない。
たったの数十年しか生きてない場所。
今の場所は永遠にはないのだから。
高校なんて単位制、定時制、通信制、大検
様々な場所もあるし、中学だって全世界に
一つしかない訳じゃない。
ともかく移動する事。今が全てとは絶対思わない事だ。

万が一の万が一 自分が自殺してしまった
子供さんがまだ生きている時にどこかで会えて
事情を知っていたら、知らないおばちゃんだけど
「聞いて!!」と上記の事を何度も何度も言うと思う。

親にとって最大の親不孝は、子供が先に逝ってしまう事。
しかも自分から逝く事を望むなんて絶対的な親不孝だ。
こういう繰り返しをさせない為にも
学校で家庭で色々な場所で何かあったら
「相談してくれ、言ってくれ」ではなく
「今」という場所から移る助けをするよという
アドバイスをしなくてはいけない時代なのかもしれない。

今回の報道を毎日聞いて、いじめという言葉自体違和感である。
幼稚園同士の玩具の取り合いのような可愛さが
この言葉には、どうもある。
そうではなく立派な傷害罪、恐喝罪として
報道してほしいといつも思ってしまう。

たった数十年しか生きてない子供が
自らの意志で命を絶つ。
命を絶つ前日、朝、彼らはどんな顔をして
どんな事を思い、いってきますを
言ったのか・・・・胸が締めつけられる。

逃げる、諦める。
この言葉は卑怯の代名詞のようだけど
辛い場所にいると感じたら、真っ先に
この言葉に頼るのが今このどうしようもない
社会で生き抜いていくための手段のような気もする。

とんでもない親達が増えていっているという事実だろうか。
改めて毎日毎日 育てるという事に気が抜けないと感じる。




夫殿のホームページです~ 家造り、土地運用↓まで!
http://www.nihei-architect.net/index.html