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【本】石の花ー林芙美子の真実

太田治子著 2008年 ちくま書房 よく知られているように、著者は「斜陽」のヒロインと太宰治の間に生れた婚外の子である。(正妻の子は津島佑子)これは初めて知ったことだが、太宰の死後、林芙美子から養子に、という話があったそうだ。そのせいもあってか、この本は単なる評伝では無く、熱い追慕の情に支えられている。 印象的なのは、林芙美子に関する説を大胆に新しく解釈していることだ。菊田一夫作で森光子主演の . . . 本文を読む
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