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子どもの「がまん」を育てる本

この魅力的なタイトルに惹かれて手に取った。今日返って来た本のコーナーに見つけて。(この頃、よくこのコーナーで本を探す。面白い本を見つけることがあるから)私は子どもを持ったことも、育てたこともなく、隣家の三兄弟を除けば周囲にいるわけでもないが、世の子どものあり方、育ち方には関心がある。実際に日々、子どもは目と耳のまわりに現われて、無視するわけにはいかないからである。

これは投稿誌「わいふ」の編集長を30年していた田中喜美子さんの本。子どもは犬と同じで、初めにしつけをしておく必要があると言う所に共感した。良くTVで、全くしつけの出来ていない犬を専門のトレーナーがあっという間にしつけてしまうのを見るが、子どもにも、当てはまるらしいのである。日本の母は世界でも珍しいほど子育てに熱心で、時間をかけているが、その割に成果があがっていないのは、街を歩けば誰でも感じることである。母子密着の時間を減らしなるたけ早く保育園に入れたほうが良いと彼女は説く。

むかし、時間を決めて授乳し、泣いても直ぐ抱き上げない、夜は添い寝しないと言う子育てが流行った時期があったが、その後、反動のように、思い切り甘えさせると言う方法が流行って今日に至っていると思う。この本は、それをまたひっくり返しているのである。彼女のやり方NMS(New Mothering System)での成功例は沢山出ているそうだ。

私は大ざっぱに読んだだけで、果して正しく理解しているかどうか、また読残しもあるかもしれないが、関心を持たれた方は検討して見てほしい。


「子どものがまんを育てる本」

田中喜美子著
PHP研究所
2009年発行 


 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
桜貝の歌 (はな)
2011-04-02 02:16:24
BIANCA様
今、「二木うた物語」の「桜貝の歌」を見ていて気づいたことがありましたので、この場を借りて投稿させていただきました。
「二木さんの蛇足」を読んで、桜貝の作者も結核患者で、初恋の女性ともども鎌倉辺の療養所にいたと思っておりました。最近この歌の成り立ちを読んでいて、八洲ヒデアキは健康の人とわかりました。
BIANCA様のコメントを拝読いたしますと、やはり八洲も患者と思われていたのではないかと思われますが・・?
作詞者・土谷花情は女性と思っておりました。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2011-04-02 11:07:51
はなさんへ、私のブログをいつも読んで頂いて(いるのでしょうね?)有難うございます。ところで「桜貝」の作詞者は結核患者だと思い込んでいましたが、ちがったとは残念です。
 
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