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【映画】赤毛のアン アンの結婚

DVDで鑑賞 2000年 監督 ケヴィン・サリヴァン 出演 ミーガン・フォローズ

時代は1910年代の半ば。

アンとギルバートはNYに出るが、病院の医師・作家への夢は破れ、故郷アヴォンリーに帰ってくる。前年の夏、第一次世界大戦が勃発。当時カナダは英領で、ユニオン・ジャックが町にあふれ、同級生の男子ははりきって出征するし、ギルバートもついに戦場に。行方知れずの彼を追ってアンもフランスへ。

ここまで書くと、アンの愛読者は「オイオイ!」と言い出すことだろう。そんな話は聞いたことないよと。実際、原作ではアンの結婚は1890年代で、2人は平凡な生活を楽しむはず。戦争に行くのは子供たちの世代なのだ。この映画はケヴィン・サリヴァンとカナダTV局の根っからの創作といえるかも。

こうした改変に対して抗議の声が巻き起こっているが、こういう遊びもあっていいんじゃないかな。「風とともに去りぬ」のように戦火を逃げ惑うシーンもあれば、慰問団で歌ったり、尼僧に扮したり、スパイをしたりは、本性、冒険好きな彼女らしい。平凡な家庭の主婦になったアンより、こちらのアンを見るほうが数段楽しい。若い男性はイケメンがぞろぞろ出てくるし、名探偵ホームズの老優がちょい役で顔を出す。ダイアナもギルバートもシリーズ1,2と同じ役者が出ていて、ダイアナはとても美しい。

→「少女レベッカ」22-1-19

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
原作と映画は違う (BUN)
2014-04-26 05:44:12
日本では海底2万海里が不思議の海のナディアになっちゃうんだからまだまし。
 
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