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「話を聞かない男、地図を読めない女」

2002年 主婦の友社文庫
著者 アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ

百円均一の棚にあったので、買ってきて久し振りに読んでみた。
その主張は(私のおおざっぱな理解によれば)男女の脳は全く同じではなく、生まれつき違いがある。その違いは何万年もの間の異なる生活様式により堆積した経験と能力が、影響を与えている。そのため男女の赤ん坊を同じ育て方をしても、行動とか嗜好とかに歴然とした違いが出る事。

空間把握能力は男が優れ、一部の球技や競技、ある職業では統計的に見てはっきり男性優位である。こちらから見えない裏側の形が想像できる男性と、出来ない女性。地図を見るとき、進行方向に合わせて回転させないとわからない女性と、そのままでわかる男性。車の運転では女性は縦列駐車が不得意。

女性はしかし同時に二つ以上のことが出来る。歯磨きをしながら掃除をしたり、髪を乾かしながら電話も取り、TVも見たりできる。男性にはそれはできない。

ドライブ中に道に迷って何十分もロスしている状況では、女性は窓を開けて道をゆく人にたずねればよいと思うが、そんな簡単なことがどうしてもできない男性。

こういう典型的な男女のちがいを列挙されれば、私も思当たることが多い。
残念ながら生まれつき全く同じではなく、違いがあるようだ。
ここまでならあまり楽しい読後感でもないのだが、「男脳・女脳テスト」をしたら急に面白くなった。

質問は30問あり、ABCの3択で答えるようになっている。 選択したのがAなら15(男性は10)点、B5点、Cは-5点になる。全部Aなら450点。全部Cならー150点というわけだ。

男性の大半が0点から180点、
女性の大半が150点から300点の範囲に入るはずとあった。

男脳の度合の高い人は論理的で分析力に優れ、几帳面で、物事を整然と処理する。得点が0点に近づくほど、感情に惑わされず、統計データをもとにコストや結果を正確に予測することができる。
女性で得点が低い人はレズビアン傾向になる可能性が高い。

女脳の度合の高い人は創造性、芸術性が豊かで音楽の分野に才能を発揮する。直観や感覚でものごとを判断し、わずかなデータから問題を鋭く認識することができる。
男で180点を超える人は、ゲイになる可能性が高い。

これらは母親の胎内で浴びたテストステロン次第らしいので、本人にはいかんともしがたいことである。

私は55点、Kは85点で、私の方が彼より男性的と言う結果に。
しかし彼も女性的と言うのではなく、男性度は高い方。つまり
私たちは男性2人が共に暮らしているとも言える。

13年前の著書なので、新しい説が出てこの内容はすでに否定されていないとも限らないが……。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (セレンディピティ)
2015-04-30 12:36:27
こんにちは。
この本が出たのは、もう13年も前だったのですねー。
インパクトのあるタイトルで、ベストセラーにもなったので
よく覚えていますが、読んではいません。
そして当時、タイトルを見て
なんてステレオタイプな!と腹を立てていました。^^
というのも、私は地図を見るのが大好きで、得意でもあると自負していたので...。
理系というのもあるかもしれませんが。

でもお話をうかがうと、自分が男脳とも女脳とも
はっきり言い切れない気がしました。

Biancaさんは男脳なんですね!
(いい意味で)わかる気がします☆
 
 
 
Unknown (Bianca)
2015-04-30 20:07:52
セレンディピティさま

思いがけない所にコメント有難うございます。

理科系ですか?なんだかそんな気がしていました。
貴女の文章は整然と展開されて解りやすいので。
一方では芸術や美味を愛する女らしさも感じるし。

テストしてみたら面白いかも……。
 
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