映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
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宮崎・鹿児島・大阪・東京・大阪・松江を経て横浜在住の77歳。映画・読書・散歩の日々 |
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吉原スズメ
この表現を知っている日本人は、今はもう、少なくなっているだろう。
正確かどうか知らないが、遊郭「吉原」の大通りを、登楼せず、冷やかして回る連中のことをさしていたのでは無いかと思う。
それにしても、この場合、他の鳥や獣ではなく、なぜスズメなのかが引っ掛かっていた。ところが最近、自然豊かな町、松江に来て、はたと気づくことがあった。
水辺に生えるアシ、あれを別名ヨシともいう、つまりヨシとアシが同じものだと知ったのが第一。次に、風にそよぐ葦の原に、雀を小さくしたような小鳥が何十羽と群がっているのを見かけたのが第二。まるで笑いさざめきつつ駆け巡る女学生たちのように、一本の葦から他の葦へと、いっせいに飛び移る彼女達を見ているうち、パッとひらめいた。ここは葦(ヨシ)の原つまりヨシワラではないか、そしてこの鳥たちこそ、ヨシワラスズメなのではないかと。あとでヨシワラスズメを検索すると、ヨシキリの別名とあったので、私の感は当たっていた。辞書にはないのだが。
一方で、遊郭をがやがや言いながら歩き回る連中を、音の同じ「ヨシワラ」ということで戯れに「吉原スズメ」と呼びならわしたのでは。
私だけの説でもないだろうが、果たして真相はどうだろうか。
正確かどうか知らないが、遊郭「吉原」の大通りを、登楼せず、冷やかして回る連中のことをさしていたのでは無いかと思う。
それにしても、この場合、他の鳥や獣ではなく、なぜスズメなのかが引っ掛かっていた。ところが最近、自然豊かな町、松江に来て、はたと気づくことがあった。
水辺に生えるアシ、あれを別名ヨシともいう、つまりヨシとアシが同じものだと知ったのが第一。次に、風にそよぐ葦の原に、雀を小さくしたような小鳥が何十羽と群がっているのを見かけたのが第二。まるで笑いさざめきつつ駆け巡る女学生たちのように、一本の葦から他の葦へと、いっせいに飛び移る彼女達を見ているうち、パッとひらめいた。ここは葦(ヨシ)の原つまりヨシワラではないか、そしてこの鳥たちこそ、ヨシワラスズメなのではないかと。あとでヨシワラスズメを検索すると、ヨシキリの別名とあったので、私の感は当たっていた。辞書にはないのだが。
一方で、遊郭をがやがや言いながら歩き回る連中を、音の同じ「ヨシワラ」ということで戯れに「吉原スズメ」と呼びならわしたのでは。
私だけの説でもないだろうが、果たして真相はどうだろうか。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« ユースホステル | 【映画】夫婦善哉 » |
吉原すずめがじつはヨシキリだったとは!
よし〔葦〕とあし〔葦〕同じ字ですね。考えたら同じじです。葦原と吉原をひっかけた。江戸時代あたりよくこういう言葉あそびみたいな事が多かったようですね。
〔う~む、さすがBiancaさん、としきりに感心.。o○〕
ところで、遊里の吉原ももともと葦の生えた原に作られたからそう命名されたのでは?どこからか「図に乗るな」と言う声がきこえそうですが。
Biancaさんから遊郭のお話を拝見できるとは思いませんでした。思わず微笑んでしまいました。
自力でここまで見極めたBiancaさんのひらめきと言うか実力に脱帽です。
吉原やヨシキリについて、今まで辞書を引く事もなかったのですが、こちらを読んで広辞苑第3版(古い!)を開きました。
「よしわら」(吉原)江戸の遊郭。…省略…よしわらすずめ(吉原雀)①吉原の遊郭にしばしば往来してその内情に詳しい人。
また吉原の素見(すけん)客。以下省略。
「よしわら」(葦原)葦の生い茂った原。よしわらすずめ(葦原スズメ・吉原雀)ヨシキリの異称。
「よしきり」(葦切・葦雀)…省略…葦原雀。②早口で多弁な人。
まさに仰る通りでした。大変良い勉強になりました。
調べて頂き、有難うございます。広辞苑のお墨付もいただけたのですから、もう安心ですね。(こういうときは広辞苑を奉ります。普段はよく悪口を言っていますが。)しかしnemurigusaさまは私の以前の予想通り言語関係の方だったのでしょうか?
でも、あまりに恥ずかしくて……お答えできません。
ただ、2歳の頃から本が好き、言葉が好きなんです。ただそれだけなんです。
Biancaさんが「ばらの丘へ」をお書きになった頃、私も「すずらんの丘へ」を書きました。幼い詩でしたけれど……。
豊かで鋭い感性や優れた洞察力による、センスの良い文章に魅力を感じて、
時々拝読しています。どうか深い追求はお許しくださいませ。