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「勝利の日まで」

ジョーン・バエズの反戦歌ではない。

現在91歳の叔父(四男)が19歳の時、長兄夫婦にあてた手紙の一部である。
日付は昭和20年6月23日で発信地は鹿児島市。

「鹿児島市街は6月18日の夜敵B29による攻撃によって、一夜にして市の大部分を焼失し、私達の家の近所だけが大体のこって居ります。いずれこの家も灰燼に帰することと云々

敗戦は今から見るとすぐそこに見えているのだが、その続きには

「兄さんも姉さんも勝利の日まで頑張って下さい」

とある。昭和の軍国少年は、これ以外のあいさつが想像できなかったのか。

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