TOHOシネマズの料金改定

日本中、ほとんどどの街にもあると言ってよいシネコン＝シネマ・コンプレックス（5～10の映画館が複合したもの）のTOHOが4月から実験的に一部料金改定するらしい。シニアと女性割引を廃止して、高校生を今の1500円から1000円に,大人を1800円から1500円に値下げする。18歳を境に、下は1000円に上は1500円にと一律に設定するということだ。

シニアである私には値上げだが、一面、有難い！とも思う。TOHOの映画は、これまでは面白くもないのについ見てしまった（昨年42回、一昨年41回）。それも松江にはほかに映画館が無いということ、及び1000円と言う料金のためである。これからは値上げ分だけ見る回数を減らすつもりだ。煙草の値上げが喫煙家に及ぼす以上の抑制効果がある。

しかし、酸っぱいブドウじゃないが、TOHOが扱っている映画を高校生に見せることがそれほど良いかどうか、ちと疑問。アニメやSF、暴力、難病のお涙頂戴が殆んどである。

日本が大人の文化を軽んじ、お子様路線に突っ走っている、一つの現れか。


追記：この試みは挫折した。→松江の映画ファン　2011-12-04