映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
【映画】ル・ディヴォース パリに恋して
2003 仏米 監督 ジェイムズ・アイヴォリー 出演 レスリー・キャロン マシュー・モディン (上左)メルヴィル・プボー ナオミ・ワッツ(上右) ロマン・デュリス ジャン・マルク・バール 原題 LE DIVORCE レンタルDVD 70点
題名からは恋愛喜劇と勘違いしそうだが、アメリカ女性とフランス男性の離婚に絡めて、両国文化の違いを軽く笑いながら皮肉に描いたもの。
出演者が素晴しい。「ぼくを葬る」2005のメルヴィル・プポー、「グラン・ブルー」1988のジャン・マルク・バール、「スパニッシュ・アパートメント」2002のロマン・デュリス、「バーディ」1984のマシュー・モディン。主役級の2枚目が一堂に会し、それぞれ頓狂な役柄を演じるのは、正月映画のようだ。「巴里のアメリカ人」1951のレスリー・キャロンが出て来るのもあまりにもピッタリである。
もっとも、既婚者の情事に対する仏人の寛容さと米人の厳格さとか、金銭に対する米人の率直さと対照的に、金銭の話題を切り出すと仏の家族一同が突然耳が聞こえなくなり、延々とチーズの品定めに熱中する、年輩の男が若い娘にエルメスのバッグを買ってやることなどは、典型的フランスの感もあるが……。
ジェイムズ・アイヴォリー監督は、父がアイルランド人、母がフランス人で1928年米国加州生まれ、「モーリス」「眺めのいい部屋」「熱砂の日」「ハワーズ・エンド」「日の名残り」など、英国専門の印象があったが、近年「サバイビング・ピカソ」「ジャンヌのパリ」「ジェファーソン・イン・パリ」などフランスがらみの映画が多くなったようだ。歳をとるにつれて母に回帰してきたのだろうか?しかしこの映画で観る限り母の影響は表面的であまり深くも強くもないような気がする。
題名からは恋愛喜劇と勘違いしそうだが、アメリカ女性とフランス男性の離婚に絡めて、両国文化の違いを軽く笑いながら皮肉に描いたもの。
出演者が素晴しい。「ぼくを葬る」2005のメルヴィル・プポー、「グラン・ブルー」1988のジャン・マルク・バール、「スパニッシュ・アパートメント」2002のロマン・デュリス、「バーディ」1984のマシュー・モディン。主役級の2枚目が一堂に会し、それぞれ頓狂な役柄を演じるのは、正月映画のようだ。「巴里のアメリカ人」1951のレスリー・キャロンが出て来るのもあまりにもピッタリである。
もっとも、既婚者の情事に対する仏人の寛容さと米人の厳格さとか、金銭に対する米人の率直さと対照的に、金銭の話題を切り出すと仏の家族一同が突然耳が聞こえなくなり、延々とチーズの品定めに熱中する、年輩の男が若い娘にエルメスのバッグを買ってやることなどは、典型的フランスの感もあるが……。
ジェイムズ・アイヴォリー監督は、父がアイルランド人、母がフランス人で1928年米国加州生まれ、「モーリス」「眺めのいい部屋」「熱砂の日」「ハワーズ・エンド」「日の名残り」など、英国専門の印象があったが、近年「サバイビング・ピカソ」「ジャンヌのパリ」「ジェファーソン・イン・パリ」などフランスがらみの映画が多くなったようだ。歳をとるにつれて母に回帰してきたのだろうか?しかしこの映画で観る限り母の影響は表面的であまり深くも強くもないような気がする。
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