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【映画】レッド・クリフ 1

2008年中国 160分 監督 ジョン・ウー 出演 金城武 トニー・レオン
鑑賞 松江SATY東宝 原題 赤壁

三国志は、私達にとっての忠臣蔵のように中国人に親しいのだろうか。

ユーモアが至る所にちりばめられており、
冒頭、皇帝が玉座で居眠りしてるシーンで先ず噴出した。
赤ん坊を背負って戦うシーンは「子連れ狼」みたい。

とくに面白かったのは諸葛亮孔明(金城武)で、軍師でありながら琴を奏で、
笛を作り、医術の心得もあり、鳥を飼い、馬の出産にも立ち会うこと。
(このシーンでは「赤い仔馬」を思い出した)
琴の競演で語らずして大事の意思疎通が可能なのに感動。

女性の勇敢な戦士と娘子軍もいたこと。水牛を盗まれたという訴えの処理法には、
八路軍の軍律「民衆からは針一本奪わない」に通うものがあった。

戦闘シーンの激しさにはつい目を背けてしまった。また、それが無闇に長く続く。
多分京劇や講談などでお馴染みなので、そこを省いては観客が承知しないのかも。

曹操が悪者になっていたが弱小な劉備を応援する民衆の眼にはどうしてもそうなるのかも。

「レッド・クリフ」で蘇東坡の「前赤壁賦」を思い出すのはどの世代までだろう?
詩は実際の戦い(3世紀)のずっと後、11世紀に、しかも別の場所で作られたらしい。

第二部は来春公開とのこと。いよいよ赤壁の戦いのクライマックスが来る。
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