映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
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宮崎・鹿児島・大阪・東京・大阪・松江を経て横浜在住の77歳。映画・読書・散歩の日々 |
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【映画】ミリキタニの猫
2006 米 ドキュメンタリー DVDで鑑賞 監督 リンダ・ハッテンドーフ
実際に見たら、思っていたよりずっと面白かった。
主人公は、米国生まれの日系人、80歳を超えるジミー・ミリキタニだ。日本名は三力谷つとむ。路上生活をしながら絵を売っていたかれと2001年の初め、偶然知り合ったリンダは、彼の希望により、9ヶ月の間彼を撮影したが、そこにあの9.11事件が起きた。相変わらず路上で絵を描くかれは、もうもうたる塵埃のために咳き込んでいた。それを見かねて彼女は1人暮らしの家に招き入れた。彼の過去ー故郷広島に原爆が落ちたことや、戦時中の日系人収容のことを知る。すべての身寄りをなくしたかれは、偉大な芸術家と自称し、アメリカの社会保障制度にはお世話にならないと誇り高い。しかしまわりの人々は上手に彼の面倒を見て、役所とも掛け合った。
彼の絵のテーマは、日系人の収容所や、原爆や猫。彼は生涯で初めて、収容所のあと地を訪問する。80歳を超えて過去と折り合いをつけようとする姿が感動的だ。
居候なのに、ジミーは夜、彼女の帰りが遅くなると小言を言う。「若い女がこんなに遅くまで」まるで父親のように。彼女は彼女で、きっぱりとそれを跳ね返す。そのシーンが一番印象的だ。見てから大分たつのだけれど。
実際に見たら、思っていたよりずっと面白かった。
主人公は、米国生まれの日系人、80歳を超えるジミー・ミリキタニだ。日本名は三力谷つとむ。路上生活をしながら絵を売っていたかれと2001年の初め、偶然知り合ったリンダは、彼の希望により、9ヶ月の間彼を撮影したが、そこにあの9.11事件が起きた。相変わらず路上で絵を描くかれは、もうもうたる塵埃のために咳き込んでいた。それを見かねて彼女は1人暮らしの家に招き入れた。彼の過去ー故郷広島に原爆が落ちたことや、戦時中の日系人収容のことを知る。すべての身寄りをなくしたかれは、偉大な芸術家と自称し、アメリカの社会保障制度にはお世話にならないと誇り高い。しかしまわりの人々は上手に彼の面倒を見て、役所とも掛け合った。
彼の絵のテーマは、日系人の収容所や、原爆や猫。彼は生涯で初めて、収容所のあと地を訪問する。80歳を超えて過去と折り合いをつけようとする姿が感動的だ。
居候なのに、ジミーは夜、彼女の帰りが遅くなると小言を言う。「若い女がこんなに遅くまで」まるで父親のように。彼女は彼女で、きっぱりとそれを跳ね返す。そのシーンが一番印象的だ。見てから大分たつのだけれど。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 橋本関雪展 | 驚くということ » |
友人から時々ミキリタニさんの誕生日パーティーするからという招待状をもらうのですがなんせNYは遠いです。
こちらでは映画はハリーポッターを見たのみ状態です。英語版の映画上映は大作くらいであまり多くなく、中国の映画では面白そうなのがあるのですが見ても分からない・・・ので劇場は遠のいてます。けどケーブルチャンネルで昔の香港映画チャンネルがあり英語サブタイトルがついているのでこれよく見てます。変な香港映画面白いですよ。
JTさんに続き?私も見ました。ずっと前に劇場でもやっていたようですが、DVDをレンタルしたのです。良かったです。かれの絵にも優しさが感じられたし、NYの自由を許す空気と、半面、ヒューマンな面が感じられました。そうですか、お友だちが関係しておられたんですね。16 August 2009 06:53:27
>友人から時々ミキリタニさんの誕生日パーティーするからという招待状をもらうのですがなんせNYは遠いです。
ミリキタニさん、銀幕の人物だと思い込んでいましたが、そうして見るといかにも現実の存在なんですね。松江に越してきた時のCCさんの言葉じゃないけど、なんだか「シュール」な感じ。
しかし、中国にいてTVしか見られないのもさみしいですね。そういえば、40年ほど昔ですが、平壌に新聞記者の夫とともに滞在した友が、ソ連のラジオの音楽ばかり聞いていたそうです。ビルから監視員なしには一歩も出られない特派員だったようです。