映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「みんなの学校」
2014 日本 106分 島根県民会館にて鑑賞
監督 真鍋俊永(ヒロツグ) 出演 大空小学校の先生と生徒たち
大阪市住吉区の公立小学校に取材した、関西TVによるドキュメンタリー映画。
もともと橋下徹知事(市長)の分離教育に反対する理由を探すための取材だったという。
特別支援学級に行くような障害児を普通学級に入れて、校長以下すべての教師も、同級生も、親たちも落ちこぼれを作らないために力を合わせている姿が描かれる。1年間にわたり500時間もの記録から編集したらしい。子供たちはカメラを意識せず自然にふるまっている。
障害児をじっくり追いかけると可愛らしく見えてくるが、登場するのが男子ばかりなのは気になった。
私の子供時代も、これほどではないが、かなり知能や学力の劣る生徒も同じ教室で学んでいた。
できる子を集めた場合よりは遅れるかもしれないが、それは容易に取り返しがつくことも経験した。
しかしいわゆる発達障害と言った現象は、あまり耳目に触れなかった。兄弟が多く、社会の教育力も高かったために、ここまで異常さが目立たなかったのではないだろうか。
なかでも若い教師の未熟さを、校長がしっかり把握して、教員がみんなで温かく見守っている様子が心強かった。
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