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【映画】カンフー・パンダ

こう言う素敵なシーンは終り近くまで出てきません。

2008年米国 95分 監督 マーク・オズボーン、ジョン・スティーブンソン
鑑賞@松江SATY東宝(日本語吹き替え版)原題「功夫大熊猫」

カンフーとは、ブルース・リーやジャッキー・チェンの映画で有名になった中国の伝統武術です。アニメだから可能な天空を駆ける自由自在な格闘ぶりは「グリーン・デスティニー」「HERO」を想い出します。

アメリカ映画らしいところも。父と息子の関係を考えさせる所です。
主人公のポーは、父さんが商売一途のラーメン屋、跡継ぎを期待されていますが、面と向かって反抗も出来ないし、父親が(鳥ですから全然似ていない)、実父かどうか疑いつつも口に出せぬ、気の弱い若者です。

戦いには不向きな丸丸した大きい体、のろい動作、いつもむしゃむしゃ何か食べている。見るからに無能で愚鈍そのもののパンダが最高の戦士と認定される。それを決めるのが長老の亀なんですから。老子の思想=平和思想が見て取れます。

最悪の強敵、大龍(タイロン)は豹ですが、彼も実は過去があって・・・ここにも師弟=父子関係が。唯一の女性が虎で、飛び切り腕が立つ、男女間の愛はゼロ。

この日の場内は、よちよち歩きの男の子が通路に出てくる、静かで迷惑はかけなかったのですが、平均年齢の見るからに低い客層でした。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
こんばんは (かよちーの)
2008-08-06 23:25:56
日本語吹替え版を観られたんですね。
まだ観ていませんが、好きなジャック・ブラックの声が主人公なので英語版を観てみたいと思います。
(ああ、でもポニョもありますねえ)
 
 
 
こんばんは (狗山椀太郎)
2008-08-07 00:16:09
同じことを言い返されそうな気もしますが(苦笑)、Biancaさんがご覧になっていたとは、ちょっと意外な気がしました・・・。

なるほど、老子の思想ですか。最近になって『HERO』を見たときも感じたのですが、激しい格闘をメインにした物語でありながらその根底にはたおやかな精神主義があって、究極的には武力・暴力を否定する方向に導いていくのは東洋的な雰囲気ですよね。宿敵タイロンに立ち向かうポーの牧歌的な闘いぶりは見ていて和めました。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2008-08-07 07:32:06
かよちーのさん
世評ではジャック・ブラックの声のほうがずっと良いそうです。(この人のこと知らなかった・・・)松江は吹き替え版しか来てないのです。老眼で視力が弱く、面倒くささもあって、最近はどっちでもいいやと思ってしまうのですが、今度見る時そうします。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2008-08-07 07:37:46
狗山椀太郎さま
まさにそのまま、お返しいたします!!
人間、様々な面を持つのですね。自分のそういう面を発見することも出来るという意味では、映画はなかなか貴重なメディアといえましょう。
どうやら、このアニメは映画好きと言われる人々を席捲しているようですよ。何しろパンダでありカンフーでありますから。倍になります。
 
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