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光は強いが風が冷たい

今日から始まる24節気の清明とは草木が芽吹き草木の種類が明らかになる頃。家の中から見ると、もう夏かと思うほど、空は光に満ちている。玄関から出ると、押戻すほどの強風が冷たい。なんという天気だろう。これが松江で、これが山陰だ。この天気がある限り、ここは全国の中心地とはならないだろう。

一方この土地には殆んど地震がない。東京にいた頃は頻繁に地震があり、その上、中央線快速で通勤していたKによると、毎日のように人が飛び込み、そのたびに何十分も車内で待たされた。大阪に移ったら、地震もめったになくて、沿線への騒音を顧慮してか、各駅停車の阪急京都線はゆっくりと進み、お蔭で飛び込む人もなく、先をさえ急がなければ、心休まることだった。更に松江にきたら、電車そのものがないに等しく(路面電車の計画はあるがこれは安全そのもの)JRに乗るのは年に数度以下、地震は、よそからお見舞いを言われても、あったことに気づかないほどだから地震とは縁遠い。(そう思って県庁から8kmの所に原発も作ったのだろう。)

けれども、その代わり、この強烈な風と雨と雪があり、気が抜けない。だから、この土地の人はいつも急ぎ足で歩くわけだ。暖かい安全な場所に向って。


→「早春」12-2-27
→「光の春とネタの鮮度」18-2-21
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