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「発達障害はじめの一歩」

いつごろ初めて「学級崩壊」という言葉を聞いただろうか?授業中に勝手に席を立って歩き回る子どもは、単にがまんを知らないのかもしれないがADHDかもしれない。
この本では、3種類の発達障害を分りやすく説明してある。

1.ADHD 注意欠陥多動性障害(Attention deficit
     hyperactivity disorder)
2.AS アスぺルガー症候群(asperger syndrome) 
3.LD 学習障害(learning disabilities)

1は①集中するのが苦手。次次に来る外からの刺激に影響を受ける。
  ②じっとできず、衝動的に動き回りたくなり、考えずに行動してしまう。
  ③何でも耳に入る。音を無差別に拾うので、興味の対象がどんどん移る。授業中ほかの学級の指示も耳に入って来るので、集中できない。
  ④会話の最初に聞いた言葉に反応する。

2は①知的な障害はない
  ②人の気持や場の空気が読めない
  ③言葉通りに受け取る
  ④いじめの対象になりやすい

3特定のことが極端に苦手
  ①話すこと
  ②読むこと
  ③聞くこと
  ④計算すること
  ⑤書くこと
  ⑥推論すること
  (以上の1つか2つ以上ある場合)

1はダヴィンチ、2はアインシュタイン、3はアガサ・クリスティが例示されている。「窓ぎわのトットちゃんは1の典型かも知れない。
私自身は学齢前から家でしていた「学校ごっこ」のおかげか、席を立って歩き回りはしなかったが、1は全体として今も身に覚えがあり(母もそう)2の気もある。

副題:特別支援教育のめざすもの
石崎朝世、藤井茂樹著
2008年 少年写真新聞社
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