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おじいさん


     おじいさん 
             1年3組

私のおじいさんは年が満で82歳です。
ですから数え年で83歳です。
おじいさんは、いつも縁側にいすを置いて腰掛けています。
よく眼鏡をかけて、新聞や本を読んでいます。
おうちは上龍尾町です。
私たちが遊びに行くと、御菓子かアメを下さいます。
時々、おじいさんに、一寸法師のお話や、学校で先生がして下さったお話をしてあげます。おじいさんは、終りになるまで黙ってじいっとして、聴いています。終りになると、「ほう、これは面白いお話だねえ」と言います。
私は、おじいさんが、大好きです。

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1951年の末、小学1年生のときの作品で400字詰原稿用紙1枚。ほとんど全部ひら仮名で書いてあるので、PC化のさい漢字に直して読みやすくした。祖父は、明治2年(1869年)生まれで、うちから4軒おいた隣に住んでいた。この町名はいまは変わっている。それにしても、82歳の男性にそう面白いとは思えない「一寸法師」を聴いてほめてくれたとは。

漢字は 「一 三 私 年 八十二 本 先生」のみ。

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→「冷水浴」17-12-13
→「猿」17-12-8
→「ロシア語」17-12-10
→「柿とわたしの関係」2010-11-24
→「ばらの丘へ」2007-05-13(同じ頃にこんなものも書いていた)
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