映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
3K新聞
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「3K」=「きつい、汚い、暗い」仕事、というのはひところ流行したが、これは違う
公共 Koukyou
交通 Koutuu 機関で
買物 Kaimono に行こう
という「3K新聞」だ。ひと月ほど前、島根大学の食堂で見つけた。
新聞といってもA4版一枚の裏表で2面だけ。それによると
2011年の松江のバス利用者は412万人。2年連続増だが22年前の905万人からは激減している。
店も遠く、車を運転できないので日常の生活もままならぬ人々は全国で600万人(2010)いるそうだ。この「買物難民」はこれまでの町作りや交通政策の失敗によって生じた現象の一つである。不採算路線の廃止や減便のため、さらに利用者数が減り、それがまた不採算の拍車をかける。バスを皆で守るため、少しだけ乗る回数を増やしませんか?と呼びかけている。
1面はこういう主張と、運転手へのインタビューや守るべきマナーなど堅い記事。
2面は利用者へのインタビューとか、沿線の名所とか、停留所当てクイズなど。「橋の上にはなぜバスが止らないのか」というコラムは、多分、筆者自身の疑問であろうが、それを調べて、最後は名前とかけた落ちもあって、なかなか気が利いていた。
法文学部の飯野研究室の学生たちが執筆と編集をしている。ここからうかがわれるのは、享楽主義とは遠く堅実だが肩ひじ張らぬ、優しい素直な学生たちだ。
私は2㎞位なら歩いてしまうので最近バスに乗らない。でも体の具合の悪かった過去1年間は随分お世話になり、家の近くに止る八束線を見ると手を振りたくなる位に親しんだ。バスカードは15000円は買ったかもしれない。また時には乗ってみよう。
「和久羅山」 9-10-13
「野蛮なクルマ社会」12-6-30
「歩行者に光が」 10-4-3
「やらせ厳禁」 11-8-21
「3つの注意」 9-7-25
「リサイクル」 7-10-17
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