映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「エンゼル・ハート」
1987 米 113分 監督&脚本 アラン・パーカー 原作 ウィリアム・ヒョルバーグ「堕ちる天使」
出演 ロバート・デニーロ ミッキー・ローク シャーロット・ランプリング 原題≪Angel Heart≫
ある殺人の調査依頼が探偵(ミッキーローク)に来る。
ここまではよくあるハードボイルド風であるが。
依頼人(ロバート・デニーロ)の風貌に「ちょっと違うぞ」と感じる。
ただの変な男と言うだけでない凄味と風格がある。
「バーディ」「ミッドナイト・エクスプレス」のアラン・パーカー監督。
広重の風景絵を思わせる幻想的な神秘的なもやもやした画面は東洋的。
だが中に過激・過酷で骨太なものがある点では西欧的。
矛盾する面を持つ監督だが
今回も幻想的な美しいシーンが豊富にあり、
悪魔崇拝と、流血と言う肉食文化らしいの面がある。(流血は好きでない)
シャーロット・ランプリングの美貌には「愛の嵐」を思い出した。
オゾンの映画ではこの美しさは全く見せてもらえないが
エロスへの希求があるか否かが、女優の美を描けるか否かの分れ目ではないか。
(単に、女優の老化に伴う心身の変化が要因かも知れないが。)
その彼女が犠牲者になる。
美と死との接近。
悪魔が人間の形をとるということは「ジャンヌダルク」1999でもあった。また
犯人が、実は探す本人だったというのは最近では珍しくない。当時は珍しかったのかも。
この監督は「バーディ」「ミッドナイト・エクスプレス」の他
「小さな恋のメロディ」「ダウンタウン物語」=脚本のみ「ミシシッピ・バーニング」
「愛と哀しみの旅路」「フェーム」「シュート・ザ・ムーン」など実に多様な作品を作っている。
この幅広さから「職人的」と言う形容が浮かぶのだが、決って強い印象を残してくれる。
たまたま同じ年に生れている点で親しみもある。そしてアラン・パーカーは姓も名も
「あ」音だけからなり、発音しても聞いても明るい気分になる、
それも彼が好きな原因かも。(妙な理由だが)
出演 ロバート・デニーロ ミッキー・ローク シャーロット・ランプリング 原題≪Angel Heart≫
ある殺人の調査依頼が探偵(ミッキーローク)に来る。
ここまではよくあるハードボイルド風であるが。
依頼人(ロバート・デニーロ)の風貌に「ちょっと違うぞ」と感じる。
ただの変な男と言うだけでない凄味と風格がある。
「バーディ」「ミッドナイト・エクスプレス」のアラン・パーカー監督。
広重の風景絵を思わせる幻想的な神秘的なもやもやした画面は東洋的。
だが中に過激・過酷で骨太なものがある点では西欧的。
矛盾する面を持つ監督だが
今回も幻想的な美しいシーンが豊富にあり、
悪魔崇拝と、流血と言う肉食文化らしいの面がある。(流血は好きでない)
シャーロット・ランプリングの美貌には「愛の嵐」を思い出した。
オゾンの映画ではこの美しさは全く見せてもらえないが
エロスへの希求があるか否かが、女優の美を描けるか否かの分れ目ではないか。
(単に、女優の老化に伴う心身の変化が要因かも知れないが。)
その彼女が犠牲者になる。
美と死との接近。
悪魔が人間の形をとるということは「ジャンヌダルク」1999でもあった。また
犯人が、実は探す本人だったというのは最近では珍しくない。当時は珍しかったのかも。
この監督は「バーディ」「ミッドナイト・エクスプレス」の他
「小さな恋のメロディ」「ダウンタウン物語」=脚本のみ「ミシシッピ・バーニング」
「愛と哀しみの旅路」「フェーム」「シュート・ザ・ムーン」など実に多様な作品を作っている。
この幅広さから「職人的」と言う形容が浮かぶのだが、決って強い印象を残してくれる。
たまたま同じ年に生れている点で親しみもある。そしてアラン・パーカーは姓も名も
「あ」音だけからなり、発音しても聞いても明るい気分になる、
それも彼が好きな原因かも。(妙な理由だが)
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