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【映画】曲がれ!スプーン

2009年 115分 鑑賞@松江SATY東宝 監督 本広克行 出演 長沢まさみ 諏訪雅 松重豊 佐々木蔵之助 ユースケ・サンタマリア 原題「冬のユリゲラー」

もともと「ヨーロッパ企画」という劇団の演劇の映画化。それだけに、映画というより、まるで劇を見るような感じ。

四国の善通寺にある「カフェde念力」という名の喫茶店に、超能力者(エスパー)が集まり、クリスマス・パーティを開いている最中、エスパーを探すTVスタッフ(長沢まさみ)が登場する。そこにいるエスパーたちは、世間の目をおそれ、こっそり仲間に披露するだけで満足している。

この種の面白さは、大学同好会の仲間、または若い演劇好きには受けるかも知れない。しかし私にはあまり面白く無い。それは私が超能力に興味を持ち、超能力者を畏敬しているから、このような矮小化に腹が立つのである。映画の中で「あすなろサイキック」というTV番組をけなしているが、この映画自体も、それと大して違わないように思える。スピルバーグの「未知との遭遇」でのあの感動を、どこかで求めていたのである。この中で長沢まさみは、さすがに素人でないだけに見るに耐える。
100点満点で25点。

長澤まさみ
→「WOOD JOB(ウッジョブ)!神去なあなあ日常」14-5-18
→「コクリコ坂から」11-7-20
→「奇跡」11-9-14
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
こんにちは。 (SHINGO。)
2009-12-07 08:28:29
トラックバックありがとうございました。

手厳しい評価ですが、そのお気持、よくわかります。
ヨーロッパ企画、そして本広監督のファンの僕ですが、
鑑賞中に、これは一般受けするんだろうか?と
疑問を持ちましたもん。
長澤さんを外して、もっとマニアックな映画に
傾けてもよかったのではと思いました。
 
 
 
SHINGO。さま (Bianca)
2009-12-07 18:25:46
TB&コメント有難うございます。私はこの劇団があることも初めて知りました。この劇を小さな劇場で見たら良いかもと思います。ところで長澤まさみさんを外したら、私を含めた一般客は離れると思います。TVとか映画にのせるというメジャー志向と小さな仲間内で楽しむというマイナー志向とが入り混じっているので、この作品は中途半端になったのでは?
 
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