【映画】彼女を見れば分ること

2000　米 110分　監督　ロドリコ・ガルシア　出演　グレン・クローズ　ホリー・ハンター　キャリスタ・フロックハート　キャメロン・ディアス　原題　Things You can tell just by looking at her　レンタル　　★★

「美しい人」(Nine Lives）に続いて、この監督の5年前のデビュー作を見た。同じくオムニバスで、あれは9部だがこれは5部になっている。感想は・・・ファンの方には悪いが、もしかしたら、わたしのちょうど体調の良くない時に見たのかも知れない、この監督、何か人類に恨みでもあるのか。幻想をあばくというか、敢えて人の一番イヤな面を見せつける。ちょうど、喫煙者が、他人のタバコの煙や匂いを嫌うのと一緒で、わたしは自分はズバズバこれに近いことを言っても、他人がそうするのは好きじゃない。(勝手なヤツ？その通りなんです）しかし、世の人間は大体は良識や思いやりがあって、相手の欠点とか不幸な未来をずばり口にする人は多くない。そのため、映画では預言者の役を３人の女に振り当てている。その３人とはタロット占いの女、ホームレス、盲目の少女。しかし、この監督、奇形とか病人とか、逸脱した存在が好きなようだ。ラテンアメリカ的とでも言うのだろうか。出て来る男も、どいつもこいつも不快なヤツばかり。女性も誰一人感情移入できるのがいない。レズビアンシーンは多少良いと思ったけどね。えっ、あれはレズビアンではない？誰か教えて！