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誰にでもできる仕事

自分によく似たひとを昨朝のフジTVとくダネ!で見た。
その人は、片づけが出来ず、忘れ物が多く気が散りやすい。(ADHD)
光や音に過敏で、刺激が多すぎて疲労困憊する。
小さい日傘をさして途方に暮れたようにためらい勝ちに歩いていた。
颯爽としていないし、一直線でもない。もう少しで認知症の人に間違われそうだ。

当り前のことが当り前にできない、独り暮らしも出来ない、
52歳の女性で、東京八王子で老父母と共に暮らしている。

それなのに、一面では有能で優れた経営手腕を持つ
博多の餃子店の社長で、月に4日だけ現地に行く。

このような人は下っ端にはなれないが社長にはなれるわけだ。
前段階で挫折したままだと人生はみじめだ。

バイトを探していた頃「誰にでもできる仕事」というのがあって、
魅力的に見えたが、そういう仕事こそ、一番難しいということを思い知らされた。

ふつうは「誰にでもできる仕事が出来なくては何もできない」と言いがちだが
現実はそうではないのだ。



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