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〔映画〕真田風雲録

1963年 東映京都 1h31(高槻松竹にて11月11日と22日鑑賞)
 監督:加藤泰 原作:福田善之
 出演:ミッキー・カーチス ジェリー藤尾 中村錦之助  渡辺美佐子 佐藤慶 常田冨士男

同名ミュージカルの映画化。60年安保闘争を大坂夏の陣に、全学連
の闘士を真田十勇士(猿飛佐助、霧隠才蔵、三好入道、根津甚八・・・)
に見立てたらしい。
 戦国時代に生まれた孤児の集団が十勇士に育ったと言う設定。
超能力で目が光る錦之助の猿飛と渡辺美佐の才蔵(錦之助の東映時代
唯一回のキスシーン)ほか今見ても楽しめるが、破天荒すぎて営業的
には失敗したそうだ。

「織田信長のうたいけり。人間わずか50年。てんで格好よく死にてぇな」

時代考証はお構いなしなのに気にならない。男女俳優がみな
奇跡的な若さと溌剌たる生気にあふれ、この年、日本の映画は
一つの頂点に達したのではなかろうかと感じる。

同時上映の「ジャズ大名・1986年 原作:筒井康隆」は「肉弾・1968」
でもユーモラスに反戦思想を訴えた岡本喜八のアイディア満載作。
ただ惜しいのは当時のジャズを忠実に復元しすぎたことか。

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真田隊マーチ

わッわッわッ ずんぱぱッ
織田信長の謡いけり 
人間わずか五十年
夢まぼろしのごとくなり 
かどうだか 知っちゃいないけど
やりてえことを やりてえな わッ
てンで カッコよく死にてぇな ぱッ
んぱ んぱ んぱ ずんぱぱッ

わッわッわッ ずんぱぱッ
異国のひじり のたまいぬ
見よや野の百合空の鳥
明日は明日の風が吹く
かどうだか 知っちゃいないけど
生きてる気分になりてえな ワッ
てんで イキがって いきてぇな ぱッ
んぱ んぱ んぱ ずんぱぱッ

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ジェリー藤尾
→「銀座の恋の物語」6-10-18

渡辺美佐子
→「競輪上人行状記」14-5-12
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コメント
 
 
 
Unknown (詩音魔)
2006-11-17 09:30:37
真田風雲録

私たちの愛唱歌になっています。

「わ・わ・わ・わずんぱぱー」で始めて盛り上がります。
 
 
 
同年代ですね (Bianca)
2006-11-17 11:09:15
詩音魔(シネマ)様、ようこそ!
仲間で盛り上がるとは、ひょっとして
初公開当時、ご覧になったのですか?
クラスで流行っていたとか。
 
 
 
ブログ拝見 (稲みのる)
2006-11-18 11:19:33
この映画のラストシーン、錦之助が再会を夢見る呟きが良かったですね。

Biancaさんは真面目な映画ファンなのですね。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2006-11-18 12:00:52
稲みのる様
貴ブログで、アドレスをいれ忘れていたのに後で気がつきました。にもかかわらず、お訪ね下さり、光栄です。みのる様とは共通点がありますね。それは好奇心と自己中心主義。時々、のぞかせていただき、自分を反省する材料にいたしたく思います。ところで、「まじめな」映画ファンといわれるとチョッと・・。一番の弱点ですので。
 
 
 
思考錯誤です (稲みのる)
2006-11-18 19:38:32
Bianca様
みのる君は自己中心主義でなく、思考錯誤なのです。大方勘違いの人生を送っております。
同様に貴ブログも時々拝見させていただきます。
 
 
 
「かっこよく生きたくても (Bianca)
2006-11-23 12:02:34
月日が流れて見ると、様々な感慨が浮かびます。「かっこよく生きたい」「かっこよく死にたい」と言っていた若者たちは今どうしているのか。映画の真田幸村は「カッコワルぅ」と言って死にます。ジェリー藤尾、中村錦之助のその後のすがたとか、常田冨士男の変身や、そしてわたしの友人たち「かっこよく」生きたがっていた彼ら、彼女等のその後のこと・・・
 
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