映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「スティング」

1973 米 129分 鑑賞:11月3日午前十時の映画祭@松江SATY東宝
監督 ジョージ・ロイ・ヒル
出演 ポール・ニューマン ロバート・レッドフォード ロバート・ショウ
ネタバレありチンピラ詐欺師(レッドフォード)がふとした間違いでギャングの上納金を騙し取り、そのために仲間を殺される。そのあだ討ちのため、詐欺の達人(ニューマン)の助けを借りてギャングに復讐する、それだけの話だが、「明日に向かって撃て」の2人が復活するとなると、俄然興味がわく。
復讐の方法は、架空の競馬中継でだまして金を巻き上げるのだが、そのための場外馬券売場をこしらえ、売手と買手、ラジオの実況放送の物まねをする人など大勢の人数が必要になる。カモのギャング(ロバート・ショウ)が現れる時間に合わせてさっと準備し、消えると一瞬にもとにもどる、この瞬間が手品のような鮮やかさであり、その一瞬の快感を得るためにこの映画を見るような感じである。
ニューマンの格好良さが水際だっている。
「明日に向かって撃て」は19世紀の末の話、こちらは1936年で、
服装も舞台もがらりと変わってはいるものの、
お金ではなく仲間への仁義が何よりも大事という
少年めいた心情は同じかも知れない。
二作を比較すると、展開する舞台が大きいという点や、悲愴さという点で、私は「明日~」をとる。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 映画「明日に... | 「ノーキッズ... » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |