映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「ライムライト」
1952年 米 137分 監督 チャールズ・チャップリン 出演チャップリン クレア・ブルーム 午前十時の映画祭 @松江SATY東宝
有名なのでとっくに見たように思っていたが、実は未見。この映画の存在を私が初めて知ったのは「ありとリボン」という詩集で「チャップリンの本当の顔を見た」と言う行が印象的だった。書いたのは近畿の女の子(10歳位)で、読んだ私も同じ年頃だった。それから半世紀以上して見たわけ。
冒頭、男、女、宿の女将、この3人の関係や感情などがセリフ無しの画面だけで分るのが、無声映画時代に活躍を始めたチャップリンらしい。
かつて名声をほしいままにした喜劇芸人が、世に入れられなくなった寂しさのなか、これも社会に疎外感を覚える孤独な女性を励まし力づけることで互いに救われる。彼自身が喜劇王といわれつつ、当時米国で受け容れられなくなっていった思いと重なるのだろうか。完成直後にチャップリンが米国を去るのは赤狩り旋風に追われてのこと。クレア・ブルームはこの時まだ20歳そこそこだが、当時の20歳はいまの35歳か、大人の風格がある。(彼女は58年後の去年「英国王のスピーチ」でメアリー王太后に扮している)
チャプリンの映画
→「チャプリンの独裁者」11-5-16
有名なのでとっくに見たように思っていたが、実は未見。この映画の存在を私が初めて知ったのは「ありとリボン」という詩集で「チャップリンの本当の顔を見た」と言う行が印象的だった。書いたのは近畿の女の子(10歳位)で、読んだ私も同じ年頃だった。それから半世紀以上して見たわけ。
冒頭、男、女、宿の女将、この3人の関係や感情などがセリフ無しの画面だけで分るのが、無声映画時代に活躍を始めたチャップリンらしい。
かつて名声をほしいままにした喜劇芸人が、世に入れられなくなった寂しさのなか、これも社会に疎外感を覚える孤独な女性を励まし力づけることで互いに救われる。彼自身が喜劇王といわれつつ、当時米国で受け容れられなくなっていった思いと重なるのだろうか。完成直後にチャップリンが米国を去るのは赤狩り旋風に追われてのこと。クレア・ブルームはこの時まだ20歳そこそこだが、当時の20歳はいまの35歳か、大人の風格がある。(彼女は58年後の去年「英国王のスピーチ」でメアリー王太后に扮している)
チャプリンの映画
→「チャプリンの独裁者」11-5-16
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