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映画「荒野の七人」

1960 米 ★午前十時の映画祭★松江SATY東宝にて
原題 The Magnificent Seven  原作 黒沢明・橋本忍・小国英雄「七人の侍」
監督 ジョン・スタージェス 出演 ユル・ブリンナー スティーヴ・マックウィーン ジェイムズ・コバーン ロバート・ヴォーン ホルスト・ブッフホルツ

「OK牧場の決闘」「大脱走」のジョン・スタージェスが、黒沢明の「七人の侍」を6年後にリメイクしたもの。「七人の侍」は、貧しい農村の用心棒に雇われた七人の侍が野盗を追い払って、やがて立ち去ってゆく物語。ほぼ忠実に再現しているようだ。

宮口精二=久蔵がジェイムズ・コバーン 木村功=勝四郎がホルスト・ブッフホルツ
志村喬=勘兵衛がユル・ブリンナー  三船敏郎=菊千代は?

ロバート・ヴォーンが悪夢にうなされ、村人になだめられる。 
チャールズ・ブロンソンは子供に慕われ、彼らを教え諭す。哀しい最後。

それぞれ個性的な7人。ある人はカッコよく、ある人は本音丸出し。
コバーンが最後に投げたナイフは土にささる、久蔵もさいごに刀を投げてこちらは一人殺すが……。

侍とは、日本にいると何だか分らないが、起源は雇われた用心棒ということか。
しかし、定住者である農民と侍との価値観、気質は相容れない。もと士族の黒沢明はそのことに生涯こだわっている。ともあれ、「七人の侍」がいかに名作であったかを、あらためて教えてもらった気がする。
池袋文芸坐2「黒沢明特集」(1994年4月~6月)で見ている。
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