goo

ひどい感じ 父・井上光晴

著者 井上荒野 講談社文庫 2005年刊(初出2002年)
 
井上光晴は「地の群れ」「全身小説家」で知った。瀬戸内寂聴の不倫相手ということは「夏の終り」のさえない中年男(小林薫)は、光晴だった訳か。(これは光晴より前の男性。21-7-3追記)
 
この本は「ファーザーコンプレックス」を自認する娘荒野によって書かれている。べたぼれの相手を書いた文章は読みにくい。主観的で自己陶酔的、世界に向かって開かれていず、父娘というバブルの中に閉じ込められているからだ。
 
 
→「忍ぶ川」11-11-1
→「夏の終り」14-7-2 14-10-12
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 末の末っ子 わすれなぐさ »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。