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能町みね子 3冊 


①「文字通り激震が走りました」(文春文庫)
②「うっかり鉄道」(幻冬舎文庫)
③「私以外みんな不潔」(幻冬舎)
 
先月9日「大相撲どすこい研ー関脇はつらいよ」というNHKのテレビ番組を見ていたら、才気きらめく女性が出ている。それが彼女を知った最初であった。後で調べたら東大卒で、LGBTのT(トランスジェンダー)(M→F)。今はゲイの男性と結婚している。著書に「オ▽▽だけどOLやってます」「結婚の奴」があることを知った。差別用語を自称するいさぎよさに気圧されつつ検索すると、図書館の予約待ち40人という人気。待ちきれないのですぐ借りられるこの3冊で我慢することにした。

①週刊文春の人気コラム「言葉尻とらえ隊」の3年半分。見覚えのあるイラストから思い出したが、このコラムは時々読んでいた。人の言葉の端々がいちいち気になるのは私もだが、ブログに書いてもなかなか共感は得られない。

②2010年メディアファクトリー刊「おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道」のタイトルを変えて文庫版に。編集者との、のんびりしたそのくせ独特のこだわりに基づいた二人旅。

③5歳のころの作者自身の世界。異様に細かく鮮やかな記憶、鋭い感覚、孤独癖が、今日もそうである彼女を予感させる。小説の最初は性別がはっきりしない。ふっと自分の幼稚園時代がよみがえった。私はもう少し線が太かったが。
 →「逢魔が時」21-3-1
 →「道に迷う」21-3-4
 →「結婚の奴」21-4-21
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