映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
【旅】宿毛(すくも)
2007年03月31日 / 旅
宿毛(すくも)は高知県の西端の小さな町。
1971年今井正監督、岩下志麻主演で映画化された、大原富枝の
「婉(えん)という女」に描かれている、野中兼山一族の幽閉の地である。
江戸時代の信じがたい人権無視、家老として失脚した本人の死後に、
妻子が(乳幼児にいたるまで)幽閉され、それは最後の男子が死ぬまで、
40年間続いた。4歳だった婉は44歳になって初めて世間に出る・・・
病弱のため、蟄居を余儀なくされた作者大原富枝に重なる運命である。
幽閉の跡地は今、小学校になっている。墓地は小高い丘の上に。
兼山の築いた河戸の堰(こうどのせき)は、松田川にまだ残っている。
そのほとりで出会った女性が、いま見つけたと四葉のクローバーを
くれた。その葉が昨日見たら「婉という女」の中にまだ枯れずにあった。
あれから、17年も経ったのに。
大原富枝(1912-1999)著 1960年「群像」に発表
新潮文庫1978年版 高知市内古書店にて1990年2月購入(60円)
★「婉」の漢字変換法=「婉曲」or「婉然」
~~~~~~~~~(07.4.23記)~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★★宿毛は豊富な人材を輩出している。白足袋宰相の吉田茂、
「平城山」(♪ひと恋うは~♪)の作詞者・北見志保子。
岩村通俊(鹿児島県知事)も、ここの出身だった!
西南戦争で「賊軍」となった西郷以下を篤く弔った「岩村県令」
に尊敬と感謝の念を持つよう、小学校でしっかり教えられたものだ。
西郷の墓と向き合う場所に、彼の顕彰碑がたっている。
1971年今井正監督、岩下志麻主演で映画化された、大原富枝の
「婉(えん)という女」に描かれている、野中兼山一族の幽閉の地である。
江戸時代の信じがたい人権無視、家老として失脚した本人の死後に、
妻子が(乳幼児にいたるまで)幽閉され、それは最後の男子が死ぬまで、
40年間続いた。4歳だった婉は44歳になって初めて世間に出る・・・
病弱のため、蟄居を余儀なくされた作者大原富枝に重なる運命である。
幽閉の跡地は今、小学校になっている。墓地は小高い丘の上に。
兼山の築いた河戸の堰(こうどのせき)は、松田川にまだ残っている。
そのほとりで出会った女性が、いま見つけたと四葉のクローバーを
くれた。その葉が昨日見たら「婉という女」の中にまだ枯れずにあった。
あれから、17年も経ったのに。
大原富枝(1912-1999)著 1960年「群像」に発表
新潮文庫1978年版 高知市内古書店にて1990年2月購入(60円)
★「婉」の漢字変換法=「婉曲」or「婉然」
~~~~~~~~~(07.4.23記)~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★★宿毛は豊富な人材を輩出している。白足袋宰相の吉田茂、
「平城山」(♪ひと恋うは~♪)の作詞者・北見志保子。
岩村通俊(鹿児島県知事)も、ここの出身だった!
西南戦争で「賊軍」となった西郷以下を篤く弔った「岩村県令」
に尊敬と感謝の念を持つよう、小学校でしっかり教えられたものだ。
西郷の墓と向き合う場所に、彼の顕彰碑がたっている。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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先日はのろブログへいらしていただき、
ありがとうございます。
遅くなりましたが、こちらへご挨拶を
させていただきます(#^.^#)
まさか「婉という女」でコメントをいただけるとは
思っていませんでしてので、チョット驚きましたが、
こちらへ来て納得しました。
のろの方こそ、今後とも立ち寄らせていただきます♪
よろしくお願いいたしますね☆彡