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ブログ休止のお知らせ

1月なかばの記事を最後に、2月3月は矢のように過ぎ、もはや4月に突入してしまった。

上記の記事のコメント欄で予告したように、どうするかはっきりさせなければとこのページを開いた。

「電脳界の外で」生きたい。依存症はどれもいただけないが、特にネット依存症は時間と労力を取られ、夜更かしなどで不健康になる。周囲にも義理を欠く。

私は高校に入るまでTVがなかった世代。非常に素朴原始的な生活をしていたころも、結構しあわせだった。明治の短編小説を読んでいるが、しみじみとあのころの日本が懐かしいのだ。(これはどちらも、きっと錯覚であろう。「ミッドナイト・イン・パリ」の過去を追慕するひとびとと一緒かも知れない。)

このブログも開始からすでに6年が過ぎて、それなりの変遷をたどってきたが、今や単に自分のメモ代わりのような感じになってきた。当初と違い、他人のブログをあまり読まなくなったせいもある。また1本あたりの記事の量を確保するため、月に30本映画を見ても7ー8本しか取り上げられないので、記録としては不便でもある。これなら手帳とか日記帳に2-3行でもメモする方が本来の目的に沿う。私の想像の中にいる膨大な層の目に見えない、反応しない読者に向かって、義務感または惰性や習慣で書き続けることは結構疲れる。自問自答、自意識過剰、自縄自縛に陥る。

ここらで一休みして、今まで等閑にしてきた日常生活を重視し、血肉を備えた人間たち、家族や姻戚などに気を配ってみよう。そうして深く沈潜すれば脳の皮相な部分でなく、潜在意識が働き出して、自分の本心が見え始めるかも。

というわけで、これまで読んで下さった皆様には感謝するとともに、いったん休止ということにします。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (桃すけ)
2013-04-02 17:57:20
ブログを休止される理由よくわかりました。明治の小説世界、あのころがしみじみ懐かしい、というお気持ち、その時代を知らないのに、「そうね」と、同感です。ミッドナイト・イン・パリ、私も観ました。このようなことを、あなたのブログを読み、ときどきコメントを書く楽しみがなくなるのですね。写真も素敵でした。私がブログを読むのはここだけでしたから。私は、電脳界が苦手でしたので・・。また、何らかの形でお会いできるような気もします。しばらく、さようなら。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2013-04-03 17:17:22
桃すけさん

理解してくださってどうも有難うございます。
貴女の場合は、面識もあり、年齢差もなく(ボーヴォワールが貴女の本棚にあるのはきっとそのせいでしょう)いわば幼馴染に近いので、こうやってブログでお話しできるのでしょうね。そうでないと、文章だけでは近づきにくいのかなと。私自身自分が作った「Bianca」というイメージに窮屈さを覚えるようになっているので。あえて自分を「バカでエゴイストで無知で」という風に売り出した方が良かったかもね。
 
 
 
Unknown (稲みのる)
2013-04-03 18:57:33
ご無沙汰です。
4月1日にいきなり休止宣言をされましたので、てっきり4月1日にちなんだジョークかと思っておりました。どうやら相当お疲れのようですね。自縄自縛の弁は、みのる君も同様です。最近はノンビリを決め込むことにしました。その内、飽きてしまいそうですが…。
いつも貴台のご発言に刺激されておりますので、肩の力が抜けたところで、再登壇を楽しみにしております。
ツィッターとかフェイスブックとか、ほとんど落書きに近いモノが世を席捲しております。これが趨勢かと呆れております。電気がなければ役立たずのデジタル文化には傍観者たれ、と思っております。一方で、さまざまな情報を手軽に入手できる環境は大いに活用しておりますが。
秘かに貴台の復活をお祈りしております。
 
 
 
Unknown (kazukokawamoto)
2013-04-04 17:07:40
長い間、最新がなかったので、心配していました。ご病気で入院かな?と思っていましたら、ひょっこり私のブログにコメントありがとう。お元気で安心しました。期待してますので、早く最新願います。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2013-04-05 19:51:04
稲みのる様
エイプリル・フールのネタと思わせて読む人を攪乱するのが狙い、というわけではありませんが、3月31日ではなく4月1日を選んだのは、無意識のうちにこれは嘘だと自分でも思いたいし、ひとにも思わせたいのかもしれません。(結婚届をこの日にする人もいますよね。実は私たちですが)御ブログも毎日更新から今のようなゆったりモードになりましたが私もそのうちシンからのんびりできるようになりたいです。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2013-04-05 20:15:10
kazukokawamotoさま

八木先生のブログも私と同時期に更新がなかったのですよね、おかげで年賀状が見られなかった。心配していたらすぐ復活。やはり教室の人たちの応援が効いたのかな。しかしブログにも人間と一緒で成長期と衰退期があるようで、貴女は上手に適当な時期に本にまとめたりとさすがパソコンの女王ですね。私もこの休止宣言をした途端に元気になり、あちこちに顔を出すようになって、ブログを始める前のような精神状態になっています。声援ありがとうございます。またね。
 
 
 
Unknown (C.C)
2013-04-07 03:32:54
ビアンカさんのキリッとした文章で書かれる映画感想ファンなんですよ。又の再開期待してます!
 
 
 
Unknown (Bianca)
2013-04-07 18:33:19
CCさん
貴女とは2005年12月31日以来、映画のブログでは一番古いお付き合いですが、貴女の好きなところは率直さだと常々思っています。しかし、たとい嘘でも、そのように言っていただけると嬉しいです。状況が好転したら、というのは双方の母親が92歳と101歳で、脳は認知症、体もいつどうなるかわからないので、「ブログにうつつを抜かしている場合じゃないだろう?!」と、どこか上の方から叱る声が聞こえてくる気も。一段落したら心も落ち着くでしょう、戻ってきますね。
 
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