『幸せになるために捨てるもの84のリスト』の中に面白い婚姻制度の記載があった。
・・・・北イタリアにあるダマヌールという自治地区の制度で・・・。ダマヌールは新しい生き方を模索している研究都市で、自国の通貨も持っている独立国です。ダマヌールではなんと離婚がないと聞いて、「夫婦仲のいい人たちばかりなのかしら」と思っていたら、”結婚は1年契約、更新あり〟、という制度でした。離婚という考え方がないので、毎年の結婚記念日にどちらかが、「更新はしません」といえば、その契約は終了となるのです。興味深い制度ですね。「なぜ婚姻届で契りを結ばないのですか」と聞いたら、「結婚届という紙が一枚あることで、あ互いに甘えやしがらみが生じて、権利ばかり主張したり、相手への期待ばかりが大きくなってしまい、心の成長が滞ってしまうから」と言っていました。1年ごとの結婚記念日に二人で向き合い、次の一年はどういうふうにしましょうか、と正式に話し合うのだそうです。・・・・・・・
一緒にいて惰性になり不平不満ばかり言っている夫婦より、ある程度の緊張を持って向かい合う夫婦でいるほうが一緒にいていい時間を過ごせるのではないかと思う。常日頃感じていたことをこういった制度で実践している国もあるんと感心した。新しい生き方を模索している研究都市ダマヌールってどんな都市なのだろう・・・。