吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

古本屋の思い出3

2008年12月08日 | 思うこと
思い出してみると出てくるものですね。

その頃、僕は、オランダの自動演奏オルガン愛好会に入っていて、そのミーティングにも顔を出していました。
その会の会員が店主の本屋へ寄ってみたのですが、新刊(特に昔の本のリプリント版)、古本、パイプオルガン、自動オルガン関係が驚きの充実ぶりだったのです。
ただ、アムステルダムからは鉄道とバスを乗り継いで片道2時間以上もかかるのが問題でした。
そこで、その遠い本屋のオルガン関係の本のリストをプリントアウトしてもらって、それを使って、アムスのいつもの古本屋に送ってもらうことにしました。

いつもの古本屋おおじいさんにそのリストを渡して、目ぼしい本を送ってもらうことにしました。
リストには本の概要も書いてあるのですが、オランダ語で良くわからなかったので、解説してもらえて助かりました。
翌週、いつもの古本屋に行くと、おじいさんが上機嫌で僕を迎えてくれました。
どうやら、その遠い本屋の店主とたいそう気が合ったらしい。
「君のおかげで新しい友達が出来たよ!」
まあ、確かにある意味マニアックな本を扱う者同士ですから、そういうこともあるかもしれませんね。
そして、その店は僕にとってさらに居心地良くなったのでした。

いやあ、思い出してみると随分と古本屋の思い出があるものです。
他にもあるのですがそれはいずれ。
そういえば、旅の話ってその2までしか書いてなかったっけ。
2006年10月16日
また続きを書かなきゃね。

そして、話は古本屋で町おこしに戻るのですが、先の「本の家」のリンクの「世界の本の町」というのを見ると、なんか良さそうですね。
そのうち協力出来ることもあるかもしれません。
ワタシも一応、工芸作家でもあるわけですし!(そうだったのか?)

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