吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

かっぱ橋道具街

2007年10月22日 | 趣味
上野と浅草の間には、知る人ぞ知る「かっぱ橋道具街」があります。
厨房用品やその関連、さらには食品サンプル、ユニフォームなどなど、専門店が軒を連ねています。
僕は、料理道具はとても好きです。ニタ~リとしながら包丁を眺めている姿はかなりアブナイかも知れません。

料理というものが目的であるならば、そのための道具は手段でしかないわけです。
ナベ、カマの類が美しい必要なんてないのです。ムダです。
食事の目的が命を繋ぐためだけであるとすれば、料理に凝ることはムダであり、そのために労力を使うことは罪悪でさえあるとする人たちもいます。

さらに極論すれば、美術や音楽や文学などの「文化」や「遊び」は無意味でムダだとする考え方もあります。

ま、僕はそういった底の浅い合理主義者なぞ、ふふんと鼻先で笑ってしまうのですがね。

いや~、久しぶりに料理道具をいろいろ見ていたら、眠っていた「お料理魂」に火がついてきました。
今の家は借家ですが、キッチンの改造の許可は大家さんにもらっていますし、自分用のアウトドア/移動用キッチンも欲しいです。
→参照 ヤタイニング

今回ツボに入ったのは、軽くて丈夫な総チタン製中華鍋!
欲しいなあ!

右手に包丁、左手にコイツを持ち、裾の擦り切れたマントを風になびかせ荒野に立つオレ。

カッコイイー!

勝てる!これなら勝てる。(この絵は何なんだ?いったい何に勝つんだ?)

かっぱ橋の近くで、小さなやすり屋さんを見つけました。
おやっさんが自分で作って、焼き入れもしている店です。小さな店内一杯のやすり、やすり…。
僕は、仕事柄、特殊な刃物ややすりを必要とするのですが、ここで特注で作ってもらおうかな。
こういう職人さんには限りない親近感と尊敬を感じますし、少しでも応援したいですから。

右手に特殊刃物、左手にやすりを持ち…。(まただよ)

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2 コメント

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チタンの鍋 (あきひこ)
2007-10-23 00:53:37
チタンの鍋、もしかしたら、あまり機能的ではないかもよっ。実は以前、取っ手をはずすことができ、重ねて収納できるというステンレス製の鍋(クリステル)を買ったのですが、ステンレスの鍋は熱伝導性が悪いために中火で使っても水際が焦げるのです。たとえばお味噌汁を過熱する際、味噌汁全体はまだ温まっていないのに、先に表面の鍋肌に接している部分だけ外側から伝わる温度により、高温になりその部分が焦げてしまうのです。クリステルの鍋を絶賛している料理研究家がたくさんいるのですが本当に使ったことがあるのか?信じられなくなりました。最近は爆発圧接で側面までクラッド鋼をサンドイッチしたステンレス製のフライパンが出ていますが、これは従来のステンレス鍋の問題に対処したものと思われます。チタンはステンと同様、熱伝導性が低いのでカップにはいいかもしれないけど、鍋にはむいていない可能性があります。軽いといってもアルミよりは重いわけだし(笑)。
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お鍋の道は深遠なり (ひろなん@風琴屋)
2007-10-23 09:14:41
あきひこさん、ようこそ!お久しぶりです。

チタンは、中華鍋に限って使えそうな感じがします。
中華鍋は3次曲面なので肉厚を薄くできるようで、軽かったです。
チタンは熱伝導が悪く熱容量が大きいそうで、それはつまり、火の当たる部分だけが熱くなるということですが、鍋肌全体に火が回る中華鍋では特に問題にはなりません。
寸胴鍋ではやばそうですね「味噌汁爆発」するかもしれません。
アルミ鍋は、やっぱりヤワですし、熱容量不足を補うためか良いものは肉厚の鋳物だったりして軽くないです。

うちの鍋類はアサヒ軽金属製が主力です。
表面ステンの5層、7層クラッド鋼で、実に焦げ付きにくいです、鍋の外側も焼きつきにくいのできれいです。
ただし、すごく重たいですが。

形状、比熱、熱容量…、鍋の道は深遠ですね。
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