吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

クロスステッチ

2007年03月11日 | 趣味

パリの国立中世美術館(旧クリュニー美術館)所蔵の「貴婦人と一角獣」という6枚のタピスリーの内の「聴覚」を象徴するものです。
1490年頃のものだそうです。
もちろん、本物じゃありません。これは、その絵をメッシュの布にプリントしたもので、これに自分で糸を通してクロスステッチで仕上げるキットです。

現在でこそ、ネットで同様なものは海外から通販で買えますが、これを入手した90年頃は情報もなく、これをロンドンのリバティで見つけた時は感動したものです。
オルガンがうちの装飾用に良いと思って選びました。
糸が足りなくなった時のために、リバティの担当者から糸の見本台帳をもらって、糸の追加注文が出来るようにしておいたんだっけ。
とても色数が多くて驚いたものです。
日本も江戸時代以前はかなり色彩豊かだったのが、ご禁制というやつで色使いが規制されてしまったらしいですね。
その後、日本人の色彩感覚はかなり貧しくなってしまったといいます。
僕も、理由はともかく、そう感じています。

家内もなかなかまとまった時間がとれないので、まだ未完です。
やるとなれば中断したくないそうです。
それにしても、こんなちまちました作業が楽しいとは、女性とは不思議なものです。
僕も仕事ならしょうがないですけど、好きこのんでやりたいとはとても思いませんね。

今も家内はストーブの前で、なにやらゴム印を作っています、ちまちまとね。
結構楽しいらしいです。
う~ん、わからん。

大きい写真はこちら。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/d2/53334b0cf30c274d55cfde095ccb387a.jpg

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