おせがきに行ってきました。
施餓鬼と書きます。
辞書によると
「餓鬼の世界におちて飢餓に苦しむ亡者に食物を供えて弔う法会。もともと時節を選ばずに行われたが、盂蘭盆会(うらぼんえ)とともに行われることが多く、両者が混同されるようになった。真宗以外の各宗派で行われる。施餓鬼会(せがきえ)。」とあります。
私のご先祖は、7代前から岡山県笠岡市のお墓に祭られております。
刀剣骨董を生業にしていたと記録が残っています。
昭和52年に祖母が亡くなってから、松山のお寺ともお付合いをさせていただいております。
昨年、母を亡くしたこともあるのでしょうか。お経を唱える間、何度も母の入院姿が頭をよぎりました。
若いうちは、自分がお題目や、お経を唱えるなどとは夢にも思いませんでした。
母が亡くなってから、なぜかそんなことをはじめました。
お経の後、ご住職からいい御話を伺いました。
「昨年まで、お塔婆の材料は、外国産の材料でした。今年のお塔婆は、一部国産材を使わせていただいております。愛媛県産の間伐材を使ったものです。愛媛の自然を守り、林業を守る。また、環境を保つために、中予のお寺が話し合いました。」
さらに、「木を真直ぐに育てるためには、間伐をしてやらなければなりません。
はじめから、広く間隔をあけて植林をするとどっちへ向いて育つかわからないそうです。仲間が必要なんですね。」
子育てにも通じるお話だなぁと思いました。
きっと、母が聞かせてくれたのだと感謝です。
南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経