●方法俳句0224・同質回帰023・亀田憲壱01・2015-05-01(金)
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○「五月憂し轍を轢いてゆく轍」(亀田憲壱01)
季語(五月・夏) 「ごがつうしわだちをひいてゆくわだち」
【鑑賞】:古い轍がやや乾いて延びています。その上を轢いてやや新しい轍が鈍く光って重なります。新旧の轍。どちらも道にのこる痕跡であることに違いはありません。
※「轍」の俳句
「→白鳥や空には空の深轍」(高野ムツオ)季語(白鳥・冬)
「→障子穴よりふたすぢの古轍」(谷口智行)季語(障子・冬)
○亀田憲壱(かめだけんいち)
○好きな一句「独白を聞かせるためのヒヤシンス」02
季語(ヒヤシンス・春) 「どくはくをきかせるためのひやしんす」
【Profile】:1955年、三重県伊勢市出身。1978年日本大学芸術学部写真学科卒業。1999年「銀化」入会、→中原道夫に師事。2002年「銀化」同人。
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