●五体俳句443・爪7・中石裕子1・2019-08-05(月)
○「爪伸びるほどの速さに夏深む」(中石裕子1)
○季語(夏深む・晩夏)(「俳句200011」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:はたして爪の伸びる速さとは、早く感じるものなのか、遅く感じるものなのか。「もう爪がこんなに‥‥」と思えば早いし、「そんなに速く伸びるはずは‥‥」と思えば遅い。夏の深まりと終りもそんな速さなのであろう。
●中石裕子(なかいしゆうこ)
○好きな一句「蝙蝠の翅透けてゐる薄暮かな」2
○季語(蝙蝠・三夏)(引用同上)
【Profile】:1974年熊本県出身。→鍵和田秞子に師事。「未来図」同人。1998年「未来図」新人賞受賞。
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