○方法俳句058・当然03・小原啄葉・2011-10-20
○「水底の影も流れて桐一葉」(小原啄葉01)
○季語(桐一葉・秋)
【鑑賞】:大きな桐の葉が一枚流れていきます。その桐の葉の水底の影もまた同様に流れていきます。影の実と虚が同様な動きを見せるのは「当然」ですが、作者はその「当然」を発見しました。
○小原啄葉(おばらたくよう)(1921~2020)
○好きな一句「海鼠切りもとのかたちに寄せてある」02
○季語(海鼠・冬)
【Profile】:岩手県生まれ。1951年→山口青邨に師事、「夏草」入会。夏草同人、夏草賞。1978年「樹氷」創刊主宰。2009年名誉主宰。1990年、→有馬朗人の「天為」創刊に参加。俳人協会功労賞。句集『滾滾』により第36回俳人協会賞。岩手日報文化賞。句集『平心』により第22回詩歌文学館賞受賞。
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小原啄葉掲載句
03地鳴り海鳴り春の黒浪猛り来る(春・三春)〈色彩321・黒22〉2017/3/10
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