○特集俳句0317・夢見俳句06・宮部寸七翁01・2017-02-10(金)
○「血を吐けば現も夢も冴え返る」(宮部寸七翁01)
○季語(冴え返る・春) 「ちをはけばゆめもうつつもさえかへる」(→「肥後医育振興会」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:作者は若くして結核で亡くなった俳人。季節はまた冬にやや戻ったようだ。夢の中でも現実の世界でも凄まじい病との闘いが続く。
●宮部寸七翁(みやべすなお)(1887~1926)
○好きな一句「待つものに郵便ばかり冬籠」02
○季語(冬籠) 「まつものにゆうびんばかりふゆごもり」(「今はじめる人のための俳句歳時記新版(角川学芸出版)」より引用)
【Profile】:早稲田大学政経学部卒業後、新聞記者の職を得て、博多毎日新聞編集長となる。結核を発病し、句作を始め、「ホトトギス」などに投句。熊本俳壇に現れた女流俳人・斎藤破魔子(のち→中村汀女)と親交を持ち指導。没後の1929年→吉岡禅寺洞により「寸七翁句集」が編まれた。(「コトバンク」より抜粋引用)
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