今年は地方選挙の年です。
まずは市議会議員選挙。
2月に入ってすぐに選管との話し合いが行われました。
見えない人たちにどう情報を伝えるのかという点での工夫や苦労を書いておきます。
まず、方法は、点字、音声(CDやカセット)、電子メールなどデジタルも活用します。
私たちの仕事は点字の部門です。
点字を必要としている人がどれくらい居るのか知らないので、何とも言えないのですが。
他の障がい者へのお知らせもそうなんですが、申請主義ですから、必要な人が申請しないといけないんですよね。
でも、そういうお知らせがあることをどうやって知るかというと、、、
想像ですが、知り合いから教えてもらったり、テレビやラジオでお知らせを聞いたりがほとんどだと思います。
知っていても申請するのが面倒だと思う人もいるんじゃないかな。
それは置いておいて。
実際の手順です。
市が把握している点字使用者の数が基準です。
市も課によって多少違うこともあるので大きめの数字で用意します。多分。
投票所の数だけの、候補者一覧表。
候補者の数だけの候補者カード。
投票所の変更のお知らせ。(該当する地区で必要と思われる人の数、郵送するので封筒に貼る点字シール)
とりあえずこれだけのことを話し合いました。
点字用紙、透明シール、それぞれの原盤に必要な亜鉛版や塩ビ版の調達。
市議会議員選挙は選挙期間が短い上に立候補者が多いので(定数34人)、選挙公報の点字版は間に合いません。
点訳して、選管にチェックしてもらって、間違いがないと確認してから印刷です。
現在はパソコンでのやりとりが可能になったのでいくらか時間短縮できるようになりました。
今、透明シールと塩化ビニール版を注文しようとしてるところです。
亜鉛版は余裕がある。
点字用紙は市内の紙店に頼めばすぐ持ってきてくれる。
また、ぼちぼち書きますね。
わたし、まっちーさんに聞くまで
視覚障碍のある方のための選挙の話は
全然知りませんでした。
今読んでても、なんて複雑で手のかかる作業
なんだろう…って思います。
少数(派)の方たちへ
「当然の権利を保障する」って
大変なことなんですね。
でもでも、どうぞお体の方も
大切になさって下さいね。