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自然エネルギー学校(京都)に参加しました!

2012-09-08 22:45:03 | 自然エネルギー

京エコロジーセンター主催の自然エネルギー学校(全4回シリーズ)に参加しています。この日は2回目です。

会員になっているNPO気候ネットワークhttp://www.kikonet.org/から案内があり、「初心に還って、学ぼう!」と参加しています。分かっているようで分かっていなかったこと、新しい発見が毎回あり、参加の甲斐があります。

1回目:FITをどう使うか(和田武氏)2回目:市民がつくる太陽光発電所(林敏秋氏)3回目:地域発!バイオマス(松田直子氏)4回目:事業のためのファンドレイジング(竹村英明氏)

という、興味深いうえに豪華講師陣、受講料が4回で合計4000円と割安で、遠い京都ですが、参加を決めました。

このシリーズは京都議定書のCOP3(97年)をきっかけに始まり、なんと今年で14回目だそうです!中には2回目の参加の方もいらっしゃいました。3,11震災後に改めて学びたくなったのだそうです。

1回目の和田先生は、政府の調達価格等算定委員(5人)のお一人です。

10年ほど前のソーラーの価格はkWあたり100万円以上で、20年経っても元が取れませんでしたが、それでも有志の寄付で京都で市民発電所をたちあげたそうです。その記者会見では、キャッシュフローを公開し、「ドイツではこんなに儲かる(6,7年で元手を回収できる)のに、日本では・・・。ということを証明するために立ち上げたのだ。一口16万円で出資者を募って、それでもちゃんと出資が集まった。」とおっしゃっていました。経済ベースに載せることは大事なことですが、乗せることだけを考えてキャッシュフローと格闘する今日この頃、そのお話に改めてじ~んときました。我が家も当時の儲からないソーラーを自宅と診療所の屋根に設置しているのですが、初心に還らせていただきました。

2回目、この日の講師の林さんはワーカーズコープ エコテック http://www.ecotechnet.com/index.htmlの代表です。

全国の市民共同発電所に関わり、各地の自然エネルギー学校に関わっている老舗の団体です。ちなみに全国の市民発電所の第1号はあの田中優さんの足温ネット江戸川が99年に設置、第2号が01年よりの京都グリーンファンド(和田先生関係)だそうです。

7月からFITが始まって、電気代の明細書に「再エネ賦課金」「太陽光発電付加金」がそれぞれ、その家の電気使用量あたり0.22円/kWh、0.13円/kWh徴収されることへの(原発推進派、再エネ妨害派を中心とするだろう)批判を耳にしますが、請求書には書いていないけれども電気代に組み込まれている「原発付加金」は、林さんのお話で、0.9円/kWhだということでした。これもちゃんと表示してほしいですね。林さんは脱・原発派の熱い方でした。3回目のバイオマスも楽しみです。